ショット力は日本トップレベル 初優勝が近い植竹希望と高橋彩華

LPGA 日本女子プロゴルフ協会 女子

今季も大活躍の黄金世代

畑岡奈紗選手が全米女子オープンで笹生優花選手とプレーオフで戦ったり、原英莉花選手が国内メジャーで2勝を挙げたり、小祝さくら選手が賞金女王争いに加わったりと、今季も大活躍の黄金世代。そんな黄金世代の中に未勝利ながら将来性あふれる選手が二人います。植竹希望選手と高橋彩華選手です。

ショットの精度は国内トップレベル

植竹選手も高橋選手も「なぜ未勝利なのか?」と不思議に思うぐらいショットの精度が高いです。パーオン率、トータルドライビング、ボールストライキング、ショットの精度を示すスタッツはいずれも上位。東京オリンピック銀メダリストの稲見萌寧選手と同水準です。

植竹選手は、高水準のスタッツが示す通り、スイングが美しいと評判です。ほぼ独学でスイングを構築してきたようです。自分に必要なものを取捨選択する能力が高いのですね。

高橋選手は現在、稲見選手と同じ奥嶋誠昭コーチに指示しています。その奥嶋コーチが、高橋選手のショットを「稲見より曲がらない」と評するほど、高橋選手のショットの精度は高いのです。

奥嶋誠昭著 ザ・リアル・スイング

稲見萌寧のコーチ 奥嶋誠昭 著「ザ・リアル・スイング 最適スイング習得編」

下記記事では、植竹選手と高橋選手についてまとめられています。ご一読ください。

稲見萌寧級のショット力 植竹希望と高橋彩華の初優勝は近い(SPAIA)
目次
  • ショットのスタッツでは稲見萌寧と同水準
  • 女子選手には珍しいスイングテンポの植竹希望
  • 稲見と同門の高橋彩華
  • パットがかみ合えば優勝か

ショットのスタッツでは稲見萌寧と同水準
東京オリンピック銀メダリストであり、その後も6戦中2勝と快進撃が続いている稲見萌寧。これで今季(2020-2021)は8勝となり、賞金女王レースもリードしている。
一方で、稲見のパーオン率、トータルドライビング、ボールストライキングと大差ないのが一学年上(黄金世代)の植竹希望(ウエタケノゾミ)と高橋彩華(タカハシサヤカ)だ。初優勝が遠くないと感じさせるほどショットが安定している。