岩井明愛選手の進化が目覚ましいです。今季4月のKKT杯バンテリンレディスオープンでツアー初優勝を果たした後も好調を維持しています。優勝の後は、27位タイ、18位タイ、10位タイ、2位タイ、2位。順位が右肩上がりで、5月22日時点のメルセデスランキングは、昨季の女王、山下美夢有選手に次ぐ2位。世界ランクは8ランク上げて73位となり、7月に開催される全米女子オープン出場資格獲得圏内に入ってきました。
岩井選手は今、日本女子ツアーのトップ選手としての地位を確立しようとしています。
岩井選手は何が進化したのでしょうか。昨季は未勝利でしたが、スタッツを見るとショットの精度は、未勝利なのが不思議なぐらい高いレベルでした。ただ、パットに難があり、上位争いはするものの、優勝には手が届かず。
しかし、そのパットが今季は劇的に進化。平均パット数(パーオンホール)が昨季は47位でしたが、今季は現時点でなんと1位。高いショット精度にパットの安定感が加わったことで、昨季は活かしきれていなかったバーディーチャンスを今季は活かし、平均バーディー数も1位となっています。
バーディーを量産している一方、ボギーやダブルボギーにする率が高いところが課題として挙げられますが、今季の攻撃力は2019年の渋野日向子選手のそれに近いものがあります。
以下の記事では、岩井選手と渋野選手のスタッツを比較すると見えてくる、共通点について解説しています。ご一読ください。
【女子ゴルフ】岩井明愛の攻撃力は渋野日向子をも凌駕か、姉妹で全米女子オープン出場資格獲得へ リゾートトラストレディス https://t.co/Qqg8E7ET6I
— 【公式】「スポーツの未来を読みとく」メディアSPREAD (@spreadsports_jp) May 23, 2023