【女子ゴルフ】稲見萌寧、ツアー新記録を達成したコースで復活なるか

2020-2021賞金女王で、東京オリンピック銀メダリストの稲見萌寧選手の調子がなかなか上がらないようです。スイング改造や腰痛、コロナ感染の影響で、現在、1回棄権を挟み4戦連続予選落ち。ファンが心配になる状態となっています。

しかし、今週開催のブリヂストンレディスオープンは、稲見選手の得意の中京ゴルフ倶楽部石野コース。2021年大会の第1Rで13バーディの11アンダーを叩き出した大会でありコースなのです。13バーディはツアー新記録、11アンダーは新記録タイ。悪天候のため2日間の短縮競技となり、稲見選手の第2Rは4アンダーで、計15アンダー。2位に6打差をつける圧勝劇でした。

好成績だったのは、2021年大会だけではありません。昨年大会は2位に入っていますし、2019年大会は3位タイです（2020年大会は中止）。

昨季もシーズン序盤は不調でした。しかし、きっかけをつかむとそこからは抜群の安定感を見せつけ、途中18戦して優勝が2回でトップ10が13回、という時期もありました。結果昨季はメルセデス・ランキング、年間獲得賞金、ともに3位。さすがの成績で終えました。

自らを「完璧主義者」と語る稲見選手。特にスイングに関して少しの妥協も許さずに取り組んでいますが、序盤は体調不良の影響もあり、やるべきことが整理されきっていなかったようです。それがここへきて、「やるべきことが整理されてきてゴルフに集中できる」と表情は暗くありません。

稲見萌寧過去のブリヂストンレディス順位
	開催コース	順位
2022	袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コース	2位
2021	中京ゴルフ倶楽部石野コース	優勝
2020	中止
2019	中京ゴルフ倶楽部石野コース	3位タイ

稲見萌寧はフェードフェードボールの優位性と注意点

2021年4月28日

今週のブリヂストンレディスオープンが今季の第12戦。まだまだシーズンの戦いは続きます。稲見選手には序盤のうっぷんを晴らすようなプレーを期待したいところです。以下は稲見選手得意のコースで開催されるブリヂストンレディスオープンに関する記事です。ご一読ください。

【女子ゴルフ】稲見萌寧、ツアー新記録達成コースで復活のきっかけをつかむか　ブリヂストンレディスオープン

ツアー新記録を達成したコース
スイング改造、腰痛、コロナ感染
ショットの精度を取り戻せるか
昨季も序盤は不調

今季の女子プロゴルフツアーは11試合が終了。岩井明愛、千怜ツインズなどの成長著しい若手や、申ジエや上田桃子などの実力者がトーナメントを盛り上げる一方、活躍が期待されていながら調子が上がらずにもがいている選手がいる。東京オリンピック銀メダリストで、2020-2021シーズンの賞金女王、稲見萌寧もその一人だ。