稲見萌寧と西郷真央のスイングの特徴を比べて分かる、2パターンある下半身の動き

LPGA 日本女子プロゴルフ協会 女子

「はざま世代」のエースと「新世紀世代」のエース

昨季の賞金女王で東京オリンピック銀メダリストの稲見萌寧選手は、渋野日向子選手ら黄金世代と、古江彩佳選手らミレニアム世代の間の「はざま世代」です。今季もはざま世代のエースとして活躍が期待されています。

そして、ミレニアム世代の2学年に下にあたる世代が新世紀世代。昨季ツアー初優勝を果たした山下美夢有選手などがこの世代ですが、エースは昨季賞金ランキング4位の西郷真央選手です。

西郷選手は今季開幕戦のダイキンオーキッドレディスでツアー初優勝を達成。強さに磨きがかかっているようで、今季文句なしのメルセデスランキング1位候補でしょう。

メルセデスランキング:日本女子ツアーや海外女子メジャーの順位をポイントに換算し、年間を通して総合的な活躍度を評価するランキング。獲得賞金は大会によって差があるため、活躍度を示すものとしては曖昧な部分があった。

稲見萌寧のスイングと西郷真央のスイング

パーオン率順位とトータルドライビング順位を合算した値のボールストライキングは、稲見選手も西郷選手も1位です。アイアンショットの稲見、ドライバーショットの西郷、といったところでしょうか。

そんなショットメーカー二人のスイングはある意味対照的です。稲見選手は両膝を伸ばして使い、西郷選手は両膝を曲げて使っています。

最近の主流は両膝を伸ばして使うスイングですが、両膝を曲げて使うスイングにもメリットはあります。あの、松山英樹選手は幼少期、バックスイングで右膝の角度をキープすることをお父さんから叩き込まれたようです。

以下の記事で、稲見選手と西郷選手のスイングについて書かれています。ご一読ください。

稲見萌寧と西郷真央、両者異なるスイングの特徴とは 一般ゴルファーが意識すべきスイングはどちらか(SPAIA)
目次
  • 目標は永久シード
  • 稲見萌寧のスイングの特徴
  • 西郷真央のスイングの特徴
  • 一般ゴルファーが意識するべきスイング

目標は永久シード
3月、日本女子ツアーが開幕した。例年通り開幕戦となったダイキンオーキッドレディスで優勝したのは西郷真央。悲願の初優勝となった。さらにその後の2試合でも2位タイ、10位タイ。昨季は未勝利ながらも賞金ランキング4位に入ったが、今季も常に上位に顔を出す安定感抜群のプレーを見せてくれそうだ。