渋野日向子 これまでの取り組みが実を結ぶ

LPGA 日本女子プロゴルフ協会 女子

1年11か月ぶりの優勝

渋野日向子選手が10月8日~10日に開催されたスタンレーレディスで、プレーオフの末1年11か月ぶりに優勝しました。最近の試合では安定感も出てきており、12月に挑戦する予定の来年の米女子ツアー出場権をかけた予選会に向けて、良い流れできているようです。

全英女子オープン制覇や日本ツアー賞金女王争いをした2019年と、スタッツはほぼ同じところまで戻ってきました。調子が戻ってきた理由は、改造したスイングと肉体のフィットが挙げられます。

フィットしてきた肉体とスイング

2020年に渋野選手は肉体改造をしました。しかし、スイングの感覚にずれが生じたのか、周囲が期待する2019年のような(それ以上の)成績を挙げることができませんでした。ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ全英女子オープンも予選落ちでした。しかし、徐々に復調。12月の全米女子オープンでは3日目終了時点で首位に立つなど、最終日の後半まで優勝争いを繰り広げました。

2021年に実行したのはスイング改造です。石川遼選手の助言を参考にして、トップオブスイングをフラットに、低く、シャットにしました。

当初は、飛距離が落ちて良い成績を挙げることはできませんでしたが、ここへきて調子は上向き。上位に顔を出すようになり、スタンレーレディスでは優勝。飛距離についても、同大会では全選手中2位になるなど、戻ってきています(以前より出ているかも)。

下記の記事では、最近の渋野日向子選手についてまとめられています。ご一読ください。

渋野日向子、米ツアー本格参戦へ視界良好 スイングと肉体「改造」の結実
目次
  • 1年11か月ぶりの復活優勝
  • 今年のスイング改造
  • 昨年の肉体改造
  • 2022年米ツアーを主戦場に

1年11か月ぶりの復活優勝
渋野日向子が10月8日~10日に開催されたスタンレーレディスでプレーオフの末、1年11か月ぶりに優勝した。これで、10月15日~17日開催の富士通レディースまで5試合連続トップ10入り、うち4試合がトップ5(4位タイ、8位タイ、5位タイ、優勝、3位)となった。