キャロウェイのウェッジ、JAWS FORGED(フォージド)ウェッジの紹介です。「かぶりとボールにかみつく」スピン性能など、JAWSウェッジの特徴を引き継ぎながら軟鉄鍛造(FORGED)で仕上げられたモデルです。JAWSウェッジは様々なソールデザインがラインナップされていましたが、今回のフォージドはCグルーブのみ。果たしてその性能やいかに。
JAWS FORGED ウェッジ
顔
シャープな形状
ソールデザイン
全番手「Cグラインド」
フェースの溝
「37Vグルーヴ」を採用
Cグラインド:
トゥとヒールを削ったソール形状。状況に応じてクラブフェースをスクエアにしたり開いたりと、高低などインテンショナルなショットを駆使したいゴルファー向け。
37Vグルーブ:
ルール上、鋭角に溝を彫る場合、溝を鋭くすることはできない。そこで開発されたのが、溝を鋭くするために鈍角に彫った37Vグルーヴ。
過去のキャロウェイウェッジとスピン性能を比較
ウェッジの謳い文句でよく聞かれる「前モデルからスピン性能向上」。果たして本当なのでしょうか。また、それはどれほどのものなのでしょうか。ということで、2014年発売のキャロウェイの「マックダディ2ツアーグラインドウェッジ」と比較してみたいと思います(あまり使われていないのでスピン性能はさほど失われていないと思われます)。
ロフト角は両方とも56度。使用した弾道測定器はSKYTRAK(スカイトラック)で、使用球はタイトリストのProV1です。
JAWS FORGED と マックダディ2の比較 | ||||
JAWS FORGED | マックダディ2 | |||
球数 | キャリー距離 (Y) |
スピン量 (rpm) |
キャリー距離 (Y) |
スピン量 (rpm) |
1 | 74.4 | 9088 | 74.8 | 7673 |
2 | 74.3 | 8810 | 75.5 | 8174 |
3 | 74.8 | 8499 | 73.3 | 9027 |
4 | 73.5 | 8576 | 78.4 | 8939 |
5 | 76.8 | 7149 | 73.8 | 7403 |
平均 | 74.8 | 8424 | 76.72 | 8243 |
200rpmほどではありますが、スピン性能は進化しているといえるかもしれません。200というと微々たるものですが、JAWS FORGEDの5球目の7149が無ければ、もう少し差が広がっていたことを考えると、テクノロジーの進化の影響がしっかりと表れるといえるかもしれません。
まとめ
オーソドックスでシャープな形状。そして軟鉄鍛造。所有感が満たされるウェッジです。スピン性能も最高水準。安定してスウィートスポット(に近いところ)でボールをとらえられるゴルファーにとっては良い味方になるウェッジではないでしょうか。
JAWS FORGED ウェッジ
参考価格:17,952円(税込)