ヘッドスピード40m/sのゴルファーが、高打ち出し&低スピンで最大飛距離を実現するために開発されたのが、プロギアの新LSドライバーです。多くのメーカーが採用しているような、複数のタイプのヘッドをラインナップするようなことはせずに、1種類のラインナップとして、その1つにプロギアのノウハウを結集させました。
ヘッド後方ソール部を下げて、低重心化を実現させた「地下室構造・新DBソール」。ルール適合ギリギリの反発性能達成のため、通常のCNC加工に比べ、2倍の肉厚精度で作られている「高精度CNCミルドカップフェース」。フェース偏肉最薄部を大きく広げ、フェースセンターが大きくたわむフェース設計の「nabla neo face MAX」。これらのテクノロジーが搭載されているのが新LSドライバーです。
ヴィジュアル
スペック
試打 測定
新LSドライバーを試打しました。ヘッドのロフト角は11.5度、シャフトはM40(SR)です。使用した弾道測定器はSKYTRAK(スカイトラック)で、使用球はタイトリストのProV1です。
プロギア 新LSドライバー | |||||
H/S (m/s) |
打ち出し角 (°) |
バックスピン量 (rpm) |
左右ブレ (Y) |
飛距離 (Y) |
|
1 | 43.2 | 17.2 | 2849 | -10.9 | 238.9 |
2 | 41.5 | 18.9 | 3213 | 10.8 | 226.3 |
3 | 43.8 | 17.4 | 3330 | -8.9 | 235.6 |
4 | 41.9 | 18.4 | 2838 | -12.5 | 231.8 |
5 | 43.0 | 17.6 | 3452 | 0.0 | 231.7 |
平均 | 42.7 | 17.9 | 3136 | ー | 232.9 |
※左右ブレの平均は算出していません。+5ヤードと-5ヤードの平均が0(まっすぐ)となってしまうので。
レビュー
今作も‟意外”に飛びます。前作も意外に飛んだのですが、さすがの飛びの安定感です。打ち出し角が高く、スピン量が多かったのですが、このあたりはロフト角とシャフトフレックスの問題で、10.5度にしたり、M43(S)にすれば問題はなくなりそうでです。
総重量が283グラム、最もハードなM43(S)でも288グラムなので、「ヘッドスピード40m/sのあなたへ」と謡っているように、ハードヒッター向けのクラブではなさそうです。だからヘッドの種類も1つなのでしょう。
プロギアのドライバーは契約外のツアー選手からの評価が高いです。一般的なヘッドスピードでもっと飛距離を伸ばしたい人が満足する仕上がりになっているのではないでしょうか。
プロギア 新LSドライバー
参考価格:79,200円(税込)