4月4日に発売開始されたピンのi530アイアンを紹介します。ツアー選手が好むようなシャープなデザイン。であるににも関わらず‟飛び系”に分類されます。
低重心設計、高比重トゥウェイト、新溝マイクロマックス・グルーヴなどのテクノロジーが採用されており、高い飛距離性能と打感を実現しているようです。
ヴィジュアル
試打測定 測定結果
試打測定
弾道測定器SKYTRAK(スカイトラック)を使って試打測定をしました。使用球はタイトリストのProV1。使用した番手は7番アイアンで、シャフトはモーダスツアー105のSです。
測定結果
PING i530アイアン(#7) | |||||
H/S (m/s) |
打ち出し角 (°) |
バックスピン量 (rpm) |
左右ブレ (Y) |
飛距離 (Y) |
|
1 | 38.2 | 18.8 | 3652 | -5.2 | 167.2 |
2 | 38.5 | 18.4 | 4297 | -12.4 | 163.0 |
3 | 38.8 | 18.8 | 4617 | -4.8 | 163.1 |
4 | 37.8 | 18.7 | 4401 | -1.8 | 159.7 |
5 | 38.9 | 19.0 | 4662 | -7.1 | 163.0 |
平均 | 38.4 | 18.7 | 4326 | ー | 163.2 |
※「左右ブレ」の平均は算出していません。例えば5ヤード左と5ヤード右の平均は0(まっすぐ)となってしまうので。
レビュー
高級感があってカッコいいモデルです。打感は、飛び系によくある、かたい弾き感はありません。軟鉄鍛造のような柔らかさ、とまではいきませんが、心地よい感触を得られます。
7番アイアンで27.5度というストロングロフトなので、この飛距離が出るのでしょう。意外だったのはG730アイアンと同じで球筋の高さ。打ち出し角の平均が18.7度でした。今回の測定では、標準的なロフト角のモデルとあまり変わらないぐらいの打ち出し角が出ていました。
ただ、スピン量の平均が4326rpm。少ないですね。ストロングロフトでもある程度高さを出すためにはやむを得ないかもしれません。
「シャープでカッコいいアイアンを使いたい。でも楽に飛ばしたい」というゴルファーが満足できるクラブではないでしょうか。
ピン G530アイアン
参考価格:127,600円(5本セット)(税込)