元祖三角ネック タイトリスト DEAD CENTER PUTTER SP203

タイトリスト デッドセンターパター クラブ

2021年に登場し、ゴルフ界のパター部門を‟席巻”したテーラーメイドのトラスパター。そのトラスパターの最大のウリは、建築方式「トラス構造」に着想を得た、特徴的な三角ネックですが、30年ほど前に三角ネックのパターは存在していました(もっと前からあったのかもしれませんが)。1991年に発売されたタイトリストのDEAD CENTER PUTTER(デッドセンターパター) SP203は三角ネックです。

また、DEAD CENTER PUTTERは、クラブヘッドに正確なセットアップ(アライメント)を再現性高く実現するためにデザインが工夫されています。

トラス構造

橋などの建築物に使われている構造形式。多角形の中で一番強度が大きいとされる三角形で構成された構造で、衝撃に強く、安定性が高いとされている。橋以外にはドーム型の屋根などで採用されることが多いことも、安定性の高さを表していると言える。

トラス構造の橋

テーラーメイド トラスパター
トラスパター(2022)
テーラーメイド トラスパター
トラスパター(2022)

DEAD CENTER PUTTER

三角ネック

DEAD CENTER PUTTERは三角ネックです。‟トラス構造”と言えます。三角のトゥ側の辺がライ角に対して垂直になっており、アドレス時に一般的なクランクネックと同じような見え方になるため、違和感がありません。

タイトリスト デッドセンターパター
DEAD CENTER PUTTER バックフェース
タイトリスト デッドセンターパター
DEAD CENTER PUTTER 三角ネック
タイトリスト デッドセンターパター
DEAD CENTER PUTTER フェース
タイトリスト デッドセンターパター
DEAD CENTER PUTTER 三角ネック

照準用十字線

DEAD CENTER PUTTERの特徴は、三角ネックだけではありません。ヘッドに照準用十字線があり、ライ角通りのセットアップなど、基準となるセットアップをとりやすくなります。

ボールを真上から見るように構え、ヘッドにある大きめの十字線が、トップブレード部分や、トゥ側、ヒール側にある短い線と合体して、さらに大きな十字線になれば基準通りの構えとなります。ハンドダウンでもハンドアップでもなく、ハンドファーストでもハンドレイトでもないアドレスになります。

タイトリスト デッドセンターパター
基準通りのセットアップ
デッドセンターパターの使い方
基準通りのセットアップ
タイトリスト デッドセンターパター
ハンドアップ
タイトリスト デッドセンターパター
ハンドダウン
タイトリスト デッドセンターパター
ハンドファースト
タイトリスト デッドセンターパター
ハンドレイト
デッドセンターパターの使い方
ハンドダウン
デッドセンターパターの使い方
ハンドレイト

再現性高くアドレスできる

再現性高いストロークは、再現性高いセットアップがあってこそ、可能なものです。DEAD CENTER PUTTERは、照準用十字線の存在により、再現性高いセットアップが易しくなります。

また、フェースバランスであったり三角ネックにしていることで、より安定したボールの転がりを実現させやすくなります。

三角ネックはトラスパターのコンセプトを感じさせます。ヘッドの設計の工夫により、基準となるセットアップをしやすくしているのは、プロファウンドパターのコンセプトを感じさせます。30年以上前に、現代の‟最先端”を行くパターがリリースされていた、と言えるかもしれません。

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