つかまりの良い飛ぶドライバー プロギア LSドライバー 試打レビュー

プロギア LSドライバー クラブ

ヘッドスピード40m/sで実現する最大飛距離

RSシリーズのドライバーでは、ルール適合ギリギリの反発係数を目指した結果、ルール不適合となってしまったことがあるぐらい、プロギアは攻めのスタンスでドライバーを開発しています。

今回のLSドライバーもギリギリまで攻めているようで、その飛距離性能はヘッドスピード40m/s前後のゴルファーが発揮しやすいものになっているようです。

高打ち出し、かつ低スピン、が最も飛距離が出る弾道と言われていますが、その両立は容易ではありません。打ち出し角を高くするとスピン量は増えやすいですし、スピン量を適正にすると、打ち出し角は低くなりやすいのです。

ヘッドスピード40m/s前後のゴルファーがそれらを両立させやすくなるように、開発されたのがこのLSドライバーのようです。

プロギア LSドライバー テクノロジー

D.B.ソール

ソールのさらに下に重量を配置したDEEP BACK SOLE DESIGN。低スピンで上がりやすくするために、 ヘッドを低重心、深重心化しました。

Wクラウン、Wソール

たわみエリアを増長させるフランジクラウンソールにも装備しました。ルール適合ギリギリを攻めて、高初速、とスウィートエリア拡大を実現たそうです。

高精度CNCミルドカップフェース

微細な凹凸でボールの滑りを抑えて、スピンが安定するフェース構造を採用しています。

nabla FACE

たわみエリアの拡大を目指して、フェース周辺やフランジ部分を肉薄化しました。

プロギア LSドライバー 試打レビュー

スペック

LSドライバーを試打測定しました。ロフト角は10.5度。シャフトはプロギアスピーダーのM43(S)シャフト。使用した弾道測定器はSKYTRAK(スカイトラック)で、使用球はタイトリストのProV1です。

プロギア LSドライバーの顔
プロギア LSドライバー シャフト

測定データ

LSドライバー 測定データ
  H/S
(m/s)
打ち出し角
(°)
スピン量
(rpm)
左右ブレ
(Y)
飛距離
(Y)
1 41.8 12.8 2857 5.6 221.3
2 41.7 13.9 2617 -19.7 230.4
3 41.6 12.7 2728 -9.6 226.1
4 41.3 13.4 2850 1.6 226.3
5 41.7 12.0 3198 0.1 224.6
平均 41.6 13.0 2970 225.7

まとめ

顔は、ややフックフェースかなという印象です。つかまりをよくする狙いでしょう。実際に打ってみて、右にすっぽ抜けるような心配はいりませんでした。

キャッチコピー通り、ヘッドスピード40m/s程度のゴルファーは飛距離に満足できそうです。弾道調整機能がついていない点も、プロギア「これがベストだ」といった自信を感じます。平均的なヘッドスピードのゴルファーは、選択肢の1つに加えてよいドライバーと言えそうです。

プロギア LSドライバー
プロギア LSドライバー

参考価格:59,840円