キャロウェイパラダイム FW ノーマル、X、MAX FAST 比較評価

2月24日に、キャロウェイの新作、パラダイムシリーズは発売になります。世界のプロツアーで同製品を使用する選手が活躍するなど、発売前から評価が高いキャロウェイの新作。

タングステンスピードカートリッジや、キャロウェイの代名詞となった「ジェイルブレイクテクノロジー」「AIフラシュフェース」などに加えて新たなテクノロジーも搭載されています。

フェアウェイウッドの3機種「パラダイム」「パラダイム X」「パラダイム MAX FAST」を紹介します。弾道測定器を使ったデータ測定の結果もまとめました。

3種類のヘッド

ノーマル

3種類のヘッドの中では最も、つかまり過ぎるリスクを抑えられ、しっかり叩いても安定した球筋になりやすいです。

ヴィジュアル

スペック

X

ドローバイアスがノーマルよりもかかっているため、つかまりやすいモデルです。

ヴィジュアル

スペック

MAX FAST

3つのモデルの中で最もドローバイアスがかかっており、各番手のロフト角が大きく、上がりやすくつかまりが良いモデルです。

ヴィジュアル

キャロウェイパラダイム MAXFAST フェアウェイウッドソール — MAXFASTのヘッド

キャロウェイパラダイム MAXFAST フェアウェイウッドフェース — フェース

スペック

試打　弾道測定

弾道測定器SKYTRAK（スカイトラック）を使って、3機種の試打測定をしました。番手は5番。使用球はタイトリストのProV1です。

今回試打したシャフトは3機種ともRですが、ノーマルとXはVENTUS TR 5 for Callaway、MAX FASTはSpeeder NX 40 for Callawayです。

キャロウェイパラダイムフェアウェイウッド　SKYTRAK　ProV1 — SKYTRAKとPoV1

ノーマル

キャロウェイパラダイムフェアウェイウッド 5番ウッド — 長さ：42.5インチ　ロフト角：18度

キャロウェイ　パラダイムフェアウェイウッド（#5）
	H/S (m/s)	打ち出し角 (°)	バックスピン量 (rpm)	左右ブレ (Y)	飛距離 (Y)
1	39.8	15.2	3439	-0.3	209.9
2	39.6	14.7	3676	12.8	205.7
3	40.0	14.8	3709	-0.4	208.2
4	40.6	14.4	2718	-11.0	216.5
5	40.6	15.2	3660	4.4	201.4
平均	40.1	14.9	3440	ー	208.3

X

キャロウェイパラダイム X フェアウェイウッド 5番ウッド — 長さ：42.5インチ　ロフト角：18度

キャロウェイ　パラダイム X フェアウェイウッド（#5）
	H/S (m/s)	打ち出し角 (°)	バックスピン量 (rpm)	左右ブレ (Y)	飛距離 (Y)
1	40.3	15.9	3449	-2.9	213.5
2	39.8	15.5	2936	-12.9	214.0
3	39.9	14.9	4152	1.2	203.0
4	40.9	14.9	3095	-9.7	207.7
5	40.4	16.4	2695	-0.3	207.8
平均	40.3	15.5	3265	ー	209.2

MAX FAST

キャロウェイ　パラダイム MAX FAST フェアウェイウッド（#5）
	H/S (m/s)	打ち出し角 (°)	バックスピン量 (rpm)	左右ブレ (Y)	飛距離 (Y)
1	41.0	15.8	3486	-11.5	206.7
2	40.1	16.1	3452	-7.7	213.1
3	39.9	15.0	4326	-4.7	201.0
4	40.0	14.0	3753	-19.8	205.6
5	40.2	15.9	3632	-6.9	211.1
平均	40.2	15.4	3730	ー	207.5

比較評価レビュー

どのモデルもヘッドサイズが大き過ぎずにすわりが良く構えやすいです。ドローバイアスがかかっているモデルも、気になるほどのフックフェースではありません。また、今回試打した試打クラブは可変式（カチャカチャ）ではありませんでしたが、実際に販売されるものは可変式（MAX FAST以外）ですので、その機能を使えば、左右の曲がりなどの調整はしやすいのではないでしょうか。

データでは大きな差は見られませんでした。挙げるとすれば、Xのバックスピン量が少なかったのと、MAX FASTのバックスピン量が多く、左への曲がりが大きかったことぐらいでしょうか。

多くのゴルファーはノーマルかX、球が上がりにくいスライサーはMAX FASTが良いでしょう。