中空構造の飛び系 タイトリスト T400アイアン 試打レビュー

タイトリスト T400アイアン バックフェース クラブ

タイトリストというと、ザ・アスリート向けクラブ、という印象を持っているゴルファーは少なくないと思います。しかし、今回紹介するのはアベレージ向けの飛び系アイアン、T400アイアンです。

ラージサイズのヘッドにグースネック。中空構造、薄肉フェース設計、高比重タングステンウェイト。見た目で慣性モーメントが大きく、スウィートスポットが広いことが分かります。いかにも「飛びそう」なアイアンです。

ヴィジュアル

スペック

試打 測定

T400アイアンの7番アイアンを試打しました。シャフトはN.S.PRO 950GH neo(S)です。弾道測定器はSKYTRAK(スカイトラック)で、使用球はタイトリストのProV1です。

スカイトラック
T400アイアン 測定データ
  H/S
(m/s)
打ち出し角
(°)
スピン量
(rpm)
左右ブレ
(Y)
飛距離
(Y)
1 38.0 16.9 4256 -11.0 168.8
2 37.8 17.8 3950 -8.5 170.3
3 38.1 16.4 4148 -11.0 168.5
4 37.0 18.4 3483 -7.0 169.9
5 38.8 17.0 4124 -9.0 174.1
平均 37.9 17.3 3992 170.3

※左右ブレの平均は算出していません。例えば、-5(5ヤード左)と+5(5ヤード右)の平均が0(まっすぐ)になるので。

レビュー

見た目通り飛びます。打ち出し角が低くスピン量が少なめ。ストロングロフト(7番で26度)と中空構造などのテクノロジーの影響によるものでしょう。

そして、ライ角がややアップライト(7番で63度)でつかまりが良いです。スウィートエリアが広く、多少打点がずれても飛距離のロスはあまりありません。

打感ははじき感がありながらもやわらさも感じられるかな、といった感じです。一般的な飛び系はかための打感が多いですが、それらとは少し違う印象です。

「タイトリスト使いたいけど、難しいのは避けたい」「タイトリスト使っていたけど、もっと易しいモデルを使いたい」そんなゴルファーのニーズに応えられるアイアンです。

タイトリスト T400アイアン

参考価格:99,000円(税込)

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