中上級者でも使える易しいアイアン
タイトリストのアイアンといえば、プロや上級者向けというイメージを持っているゴルファーは、まだ少なくないでしょう。しかし、今回紹介するT300アイアンは、本格派の匂いもありつつ、タイトリストにしては寛容性のある、アベレージゴルファーも使える易しいモデルです。
タイトリスト T300アイアン
テクノロジー
新開発の高弾性ポリマーコアや高比重タングステンが内蔵されています。センターからヒールに向かって薄くなるバリアブルフェースデザインも採用。
ボールスピードなどが向上しやすくなるだけでなく、オフセンターヒットでもそれらのロスをおさえて、安定した飛距離が出せるとのこと。
ヴィジュアル
タイトリストの中では易しいモデルで、トップブレードも厚めですが、そこはタイトリスト。らしいシャープな形状ではあるようです。オフセットもありますが、「タイトリストの中ではある」といった程度で、寛容性もありつつ操作性もあります。
スペック
試打 測定
T300アイアンを試打して測定しました。シャフトはN.S.PRO 105T。使用球はタイトリストPro V1。弾道測定器はSKYTRAK(スカイトラック)です。
T300アイアン 測定データ | |||||
H/S (m/s) |
打ち出し角 (°) |
スピン量 (rpm) |
左右ブレ (Y) |
飛距離 (Y) |
|
1 | 38.4 | 21.1 | 4117 | -3.1 | 157.7 |
2 | 36.1 | 20.3 | 3869 | -8.9 | 162.4 |
3 | 36.5 | 20.5 | 4658 | -7.8 | 159.2 |
4 | 36.2 | 20.6 | 4807 | -6.9 | 157.0 |
5 | 36.9 | 20.3 | 4844 | -1.7 | 160.7 |
平均 | 36.8 | 20.6 | 4459 | – | 159.4 |
※左右ブレの平均は算出していません。例えば10ヤード左と10ヤード右の平均がまっすぐ、となってしまうので。
レビュー
T400アイアンと比べるとロフト角は大きいものの、ストロングロフト傾向ではあります。しかし、打ち出し角はある程度確保されそうです。7番アイアンでロフト角29度にしては高い印象です。
スピン量はやや少なめですが、飛距離を出すうえではやむを得ないでしょう。
T400アイアンほどではないですが、見た目以上にミスヒットに強いです。
バリバリのタイトリストらしいモデルは使いこなせないけれど、本格派のアイアンを使ってみたい。そんなゴルファーの要望に応えられそうなアイアンです。
タイトリスト T300アイアン
参考価格:103,950円(税込)