スライサー向けのやさしいフェアウェイウッドの紹介です。キャロウェイのビッグバーサフェアウェイウッドです。ビッグバーサシリーズのフェアウェイウッドはこれまで多くのモデルが高評価を得てきました。ビッグバーサのスチールヘッドはショートウッド多用の風潮を加速させたモデルと言えるかもしれません。松山英樹選手もビッグバーサシリーズのフェアウェイウッドをセッティングしていたりもしていました。
今回のビッグバーサシリーズのフェアウェイウッドはつかまりが良くてやさしい、スライサー向けのモデルとなっています。構えた時の見た目からしてつかまりの良さが漂っています。
キャロウェイ ビッグバーサ フェアウェイウッド
テクノロジー
エピックやローグ、マーベリック同様、進化したAIが設計したFLASH フェース SS21やJAIL BREAK テクノロジーが採用されています。又、特徴的なのがネック回りのオフセット。プロギアのエッグドライバー同様、つかまりを重視したモデルであることが一目瞭然です。
スペック
ビッグバーサ フェアウェイウッド Speeder EVOLUTION for Callaway(S) | ||
番手 | #3 | #5 |
フェース素材/構造 | カーペンター455スチール/FLASH フェース SS21+フォージドフェースカップ | |
ボディ素材 | 17-4 ステンレス+トライアクシャル・カーボンクラウン+スクリューウェイト約2g | |
ヘッド体積(㎤) | 170 | 137 |
ロフト角(°) | 16.5 | 19.5 |
ライ角(°) | 57.0 | 58.0 |
クラブ長さ(インチ) | 42.75 | 42.0 |
バランス | D3 | |
クラブ重さ(#3) | 約315g | |
シャフト重さ(#3) | 約52g | |
シャフトトルク | 4.2 | |
シャフト調子 | 先中調子 |
キャロウェイ ビッグバーサ フェアウェイウッド 試打レビュー
測定結果
弾道測定器で測定しました。シャフトはスピーダーエヴォリューションforキャロウェイです。使用した測定器はSKYTRAK。使用球はタイトリストのProV1です。
キャロウェイビッグバーサ フェアウェイウッド 弾道測定結果 | ||||
飛距離 (Y) |
左右ブレ (Y) |
スピン量 (rpm) |
打ち出し角 (°) |
|
1 | 195.9 | -2.6 | 1924 | 14.3 |
2 | 199.9 | -4.6 | 2130 | 14.0 |
3 | 215.2 | -15.4 | 3014 | 12.1 |
4 | 201.2 | -9.1 | 2151 | 13.5 |
5 | 208.0 | -23.1 | 3770 | 12.5 |
6 | 211.3 | -11.3 | 2808 | 12.3 |
7 | 210.9 | 10.1 | 2943 | 14.9 |
8 | 179.3 | 0.2 | 3446 | 6.9 |
9 | 208.5 | -11.3 | 3888 | 11.7 |
10 | 209.5 | -7.1 | 4073 | 13.3 |
平均 | 204.0 | – | 3015 | 12.6 |
※左右ブレの平均は算出していません。-5ヤード(5ヤード左)と+5ヤード(5ヤード右)の平均が0(まっすぐ)となってしまい、参考にならないので。
レビュー
つかまりがとても良いです。クラブが短い分、飛距離はソコソコですが、スライスしてしまっていることで飛距離をロスしてしまっているゴルファーは、球がつかまる分、飛距離が出る期待が持てます。
オーソドックスな顔のものを好み、使用してきたゴルファーにとっては、少し抵抗があるかもしれません。それぐらい、オフセットのネックが気になります。逆に、ビギナーさんなど、クラブに対してこだわりがないゴルファーにとっては扱いやすいクラブになるかもしれません。
まとめ
冒頭にあるスチールヘッドシリーズなどはリーディングが出ていたのに対して、今回のビッグバーサはオフセットがとても特徴的です。アイアンで言えばグースネック。明らかに、ボールの拾いやすさよりも捕まりやすさを重視した設計のモデルと言えるでしょう。設計的に捕まりを重視する分、ロフト角を大きめ(16.5度)にすることで、上がりやすさを出しています。
マーベリックやローグと同じテクノロジーが使われているのも嬉しいですね。他のモデル同様、革新的なギアメーカー、キャロウェイの姿勢を感じるフェアウェイウッドです。
キャロウェイ ビッグバーサ B21フェアウェイウッド
参考:36,700円(税込)