2月8日に発売開始されたPING(ピン)のG430 MAX 10K ドライバーを紹介します。10Kとは左右と上下の慣性モーメントの合計が10,000g/㎤超えを表しています。
慣性モーメントの数値が高いほど、内部重心を中心軸にした回転がしにくい、ということ。上下と左右の慣性モーメントの合計10,000超えは、インパクト時にヘッドがブレにくい、ミスヒットに強い、ということです。
左右の慣性モーメントが大きいほど、方向が安定しやすく、上下の慣性モーメントが大きいほど、高さが安定しやすいです。




ヴィジュアル








試打測定 測定結果
試打測定
弾道測定器SKYTRAK(スカイトラック)を使って試打測定をしました。使用球はタイトリストのProV1。ロフト角は10.5度で、シャフトはPING TOUR 2.0 BLACKのSです。






測定結果
ピン G430 MAX 10K ドライバー | |||||
H/S (m/s) |
打ち出し角 (°) |
バックスピン量 (rpm) |
左右ブレ (Y) |
飛距離 (Y) |
|
1 | 43.8 | 14.6 | 2627 | 11.7 | 211.1 |
2 | 44.0 | 14.3 | 2586 | 0.0 | 214.4 |
3 | 43.1 | 16.7 | 2704 | 11.9 | 209.0 |
4 | 43.4 | 15.8 | 2361 | -0.9 | 213.7 |
5 | 43.0 | 16.1 | 2666 | 7.7 | 209.7 |
平均 | 43.5 | 15.5 | 2589 | ー | 211.6 |
※「左右ブレ」の平均は算出していません。例えば5ヤード左と5ヤード右の平均は0(まっすぐ)となってしまうので。
レビュー
マットブラックのヘッドがかっこいいです。おなじみのタービュレーターが目立つカオはシャープ。つかりすぎる心配を感じさせません。
打ち出し角やスピン量はまずまずの値。今回のシャフトのスペックの問題もあるかもしれませんが、飛距離的にはそこまで魅力を感じません。ただ、「10K」の謳い文句通り、ブレにくさ、曲がりにくさ、は感じました。
また、G430は3タイプのヘッドがあり、今回試打したMAXは、スタンダードなタイプですが、左に曲がる球は出ませんでした。最も左に行きにくいのはLSTですが、MAXでもつかまる心配は、あまりいらないでしょう。
ピン G430 MAX 10K ドライバー


参考価格:83,600円(税込)