2021年9月発売のミルドグラインドシリーズも3代目になります。このままタイトリストのボーケイデザインのような長い歴史を刻んでいくのでしょうか。 構えた時のカオはオーソドックスですが、 今回ミルドグラインド3ウェッジもテーラーメイド独自のテクノロジーが搭載されています。
テクノロジー
RAWフェーステクノロジーとレイズドマイクロリブ
フェースがノーメッキです。ノーメッキウェッジは数多くありますが、このミルドグラインド3は、フェースだけがノーメッキで、フェース以外の部分は錆びないようになっています。
また、フェースの溝にレイズドマイクロリブ加工をすることでスピン量増を図っています。
ミルドグラインド
ミルドグラインドウェッジの象徴です。テーラーメイドが誇る「CNC精密加工」です。インパクト時のヘッドの抜けを良くするためにソールに施された独自の加工です。
ヴィジュアル
スペック
試打 測定
弾道測定器スカイトラックを使用して試打しました。ボールはタイトリストのProV1で、シャフトはダイナミックゴールドS200です。
ミルドグラインド3ウェッジ(56度) 測定データ | |||||
H/S (m/s) |
打ち出し角 (°) |
スピン量 (rpm) |
左右ブレ (Y) |
飛距離 (Y) |
|
1 | 25.3 | 33.7 | 8551 | -0.3 | 86.8 |
2 | 24.8 | 33.3 | 7550 | -3.7 | 85.1 |
3 | 25.0 | 32.7 | 8774 | –2.9 | 80.3 |
4 | 24.7 | 32.2 | 6277 | -5.0 | 86.0 |
5 | 25.6 | 30.3 | 9980 | -1.7 | 89.6 |
平均 | 25.1 | 32.34 | 8226 | ー | 85.6 |
※左右ブレの平均は算出していません。5ヤード左(-5)と5ヤード右(+5)の平均がまっすぐ(0)となってしまうからです。
レビュー
オーソドックスな形状は玄人好みですね。ですが、テーラーメイドらしい革新的なテクノロジーを搭載しています。フェースだけノーメッキはありそうで、あまりなかったものです。
フルショットのスピン性能に関しては特別驚くほどのものはありませんでしたが、グリーン周りでどんな感じなのか試してみたくなりました。
どのメーカーもウェッジに関しては複数のソール形状をラインアップしていますが、ミルドグラインド3も3種類のソール形状の中から選べます。今回試打したのはスタンダードバウンス(SB)ですが、多くのゴルファーにはハイバウンス(HB)が有効かもしれません。バウンスは、邪魔になることよりも助けになることの方が多いからです。
ミルドグラインド3ウェッジ
参考価格:20,240円(税込)