ピンから4月4日に発売開始されたG730アイアンを紹介します。キャッチコピーは「ピン史上最も飛んで最もやさしい」。従来のモデルよりも慣性モーメント(MOI)が12%アップしており、ミスヒットに強く、高い打ち出し角を実現し、ソール幅が6%ワイドになりダフリに対して強くなったとのこと。
ヴィジュアル
試打測定 測定結果
試打測定
弾道測定器SKYTRAK(スカイトラック)を使って試打測定をしました。使用球はタイトリストのProV1。使用した番手は7番アイアンで、シャフトはフジクラのSPEEDER HL35です。
測定結果
PING G730アイアン(#7) | |||||
H/S (m/s) |
打ち出し角 (°) |
バックスピン量 (rpm) |
左右ブレ (Y) |
飛距離 (Y) |
|
1 | 39.1 | 18.6 | 6018 | 9.7 | 158.0 |
2 | 39.2 | 18.2 | 4784 | 2.9 | 163.8 |
3 | 39.4 | 16.7 | 4367 | -15.8 | 168.2 |
4 | 39.1 | 18.4 | 5028 | -4.9 | 161.8 |
5 | 39.0 | 18.0 | 5928 | 11.1 | 157.6 |
平均 | 39.2 | 18.0 | 5225 | ー | 161.9 |
※「左右ブレ」の平均は算出していません。例えば5ヤード左と5ヤード右の平均は0(まっすぐ)となってしまうので。
レビュー
7番アイアンで26.5度というストロングロフトなので、この飛距離であると考えられます。特別、飛ぶという感じではありません。意外だったのは球筋の高さ。打ち出し角の平均が18.0度でした。標準的なロフト角のモデルとあまり変わらないぐらい、ロフト角の割には打ち出し角が高いです。
スピン量や左右ブレが不安定だったのは、試打したクラブのシャフトが軽めのカーボンだったからかもしれません。このシャフトが合う人であれば、安定した球筋になるヘッドの寛容性がありそうです。
ピン G730アイアン
参考価格:123,200円(5本セット)(税込)