ピン史上最も飛ぶ!? G730アイアン 試打評価レビュー

ピン G730アイアン バックフェース クラブ

ピンから4月4日に発売開始されたG730アイアンを紹介します。キャッチコピーは「ピン史上最も飛んで最もやさしい」。従来のモデルよりも慣性モーメント(MOI)が12%アップしており、ミスヒットに強く、高い打ち出し角を実現し、ソール幅が6%ワイドになりダフリに対して強くなったとのこと。

ヴィジュアル

ピン G730アイアン カオ
G730アイアン カオ
ピン G730アイアン フェース
G730アイアン フェース
ピン G730アイアン ソール
G730アイアン ソール
ピン G730アイアン ヘッド
G730アイアン 高比重ウェイト

試打測定 測定結果

試打測定

弾道測定器SKYTRAK(スカイトラック)を使って試打測定をしました。使用球はタイトリストのProV1。使用した番手は7番アイアンで、シャフトはフジクラのSPEEDER HL35です。

ピン G730アイアン
SKYTRAKとProV1
ピン G730アイアン シャフト
シャフトはSPEEDER HL35
ピン i530アイアン グリップ
グリップはツアーベルベット

測定結果

PING G730アイアン(#7)
  H/S
(m/s)
打ち出し角
(°)
バックスピン量
(rpm)
左右ブレ
(Y)
飛距離
(Y)
1 39.1 18.6 6018 9.7 158.0
2 39.2 18.2 4784 2.9 163.8
3 39.4 16.7 4367 -15.8 168.2
4 39.1 18.4 5028 -4.9 161.8
5 39.0 18.0 5928 11.1 157.6
平均 39.2 18.0 5225 161.9

※「左右ブレ」の平均は算出していません。例えば5ヤード左と5ヤード右の平均は0(まっすぐ)となってしまうので。

レビュー

7番アイアンで26.5度というストロングロフトなので、この飛距離であると考えられます。特別、飛ぶという感じではありません。意外だったのは球筋の高さ。打ち出し角の平均が18.0度でした。標準的なロフト角のモデルとあまり変わらないぐらい、ロフト角の割には打ち出し角が高いです。

スピン量や左右ブレが不安定だったのは、試打したクラブのシャフトが軽めのカーボンだったからかもしれません。このシャフトが合う人であれば、安定した球筋になるヘッドの寛容性がありそうです。

ピン G730アイアン
ピン G730アイアン

参考価格:123,200円(5本セット)(税込)