テーラーメイド ステルスアイアン
ドライバーが人気のステルスシリーズですが、アイアンの出来も良さそうです。ステルスアイアンはパッと見いかにも飛び系ですが、構えてみると意外にシャープな顔をしています。飛び系に多い“ごつい感じ”がしません。
ステルスドライバーはヘッドスピードが速めの中上級者向けのクラブでしたが、ステルスアイアンは、カッコいいクラブで楽に飛ばしたい初中級者向けのクラブとなっています。
ステルスアイアン テクノロジー
トゥ側の余分な金属をった「トゥラップテクノロジー」、その分の重量をソールにまわすことで、ワイドソールかつ低重心にしました。
ヒールからトゥにわたりトップラインをサポートする「キャップバックテクノロジー」もSIM2シリーズから継承され、寛容性と飛距離のための力になっているようです。
ステルスアイアン ヴィジュアル
ステルスアイアン スペック
ステルスアイアン 試打測定
弾道測定器スカイトラックを使用して、試打測定をしました。使用球はタイトリストのPoV1です。番手は7番、シャフトはKBS MAX MT85(R)です。
テーラーメイド ステルスアイアン(#7) 測定データ | |||||
H/S (m/s) |
打ち出し角 (°) |
スピン量 (rpm) |
左右ブレ (Y) |
飛距離 (Y) |
|
1 | 36.8 | 18.0 | 4770 | -2.5 | 159.8 |
2 | 36.2 | 18.7 | 4430 | 0 | 158.9 |
3 | 36.3 | 17.7 | 4750 | -5.6 | 157.0 |
4 | 37.9 | 17.6 | 3273 | -10.1 | 156.2 |
5 | 36.2 | 19.0 | 4662 | -3.3 | 157.4 |
平均 | 36.7 | 18.2 | 4377 | ー | 157.9 |
※左右ブレの平均は算出していません。5ヤード右(+5)と5ヤード左(-5)の平均がまっすぐ(0)となってしまうので。
レビュー
飛び系ですが、特別はじく感じではありません。適度にすいつく感じがあります。カオがシャープであることも手伝い、上級者でも使ってみる価値があるアイアンかもしれません。
7番アイアンのロフト角は28度なので、このスピン量の小ささはやむをえず、本格派のアイアンのようにグリーン上でボールを止めることは難しいかもしれません。ただ、打ち出し角はある程度確保できそうなので、それなりに止められそう、といったところでしょうか。
肝心の飛距離に関してですが、うたい文句のように「楽に飛ばせる」性能を有しているといえそうです。
テーラーメイド ステルスアイアン
参考価格:88,000円(税込)