キャロウェイから本科派のユーティリティーが発売されました。APEXシリーズのユーティリティーはAPEX UTがありますが、あらたにツアープロ向けのテクノロジーが搭載されたAPEX UWの登場です。
UWはフェアウェイウッドとユーティリティーを掛け合わせたクラブとして開発されました。フラッシュフェイスやジェイルブレイクテクノロジーはもちろん搭載しており、シャープな形状を好むツアープロが満足するシェイプに仕上げています。
テクノロジー
フェアウェイウッドとユーティリティーのいいとこ取り
フェアウェイウッドとユーティリティーを比較した場合、打ち出し角はフェアウェイウッドの方が高いです。スピン量もフェアウェイウッドの方が高いです。よって、上がって止まるのはフェアウェイウッドです。
ただ、ユーティリティーの方が操作性が高く、スピン量を抑えやすいため風に強いというメリットがあります。そこで今回のモデルは両方のいいとこ取りを目指しました。
フラッシュフェースやJAIL BREAK テクノロジー
他のキャロウェイのウッド系クラブと同じように、フラッシュフェースを採用しています。今回のSS21は最新のフェースで、高い反発性能やスピン量最適化に威力を発揮しています。
スペック
試打 測定
弾道測定器スカイトラックを使用して試打測定をしました。ロフト角は17度でシャフトはDiamana 55 for CallawayのSです。使用球はタイトリストのProV1です。
キャロウェイ APEX UW(17度) 測定データ | |||||
H/S (m/s) |
打ち出し角 (°) |
スピン量 (rpm) |
左右ブレ (Y) |
飛距離 (Y) |
|
1 | 39.7 | 12.3 | 2601 | 4.2 | 203.0 |
2 | 40.8 | 12.1 | 3645 | 18.3 | 209.8 |
3 | 40.6 | 11.5 | 2118 | -18.1 | 200.0 |
4 | 41.5 | 11.9 | 2426 | -3.1 | 214.2 |
5 | 41.4 | 12.0 | 3299 | 10.5 | 215.7 |
平均 | 40.8 | 12.0 | 2818 | ー | 208.5 |
※左右ブレの平均は算出していません。5ヤード左(-5)と5ヤード右(+5)の平均がまっすぐ(0)となってしまうからです。
レビュー
とてもシャープな形状です。フィル・ミケルソンが使用する出来栄えなのも納得です。特別上がりやすいとは感じませんでしたが、スピン量はやはり抑えられそうです。ハードヒッターもふけ上がりの心配は軽減しそうです。
そして何より打感が柔らかい。高めの打音や硬めの打感が苦手な人が好むフィーリングではないでしょうか。中上級者にフィットしそうな新しいコンセプトのウッド型ユーティリティーです。
キャロウェイ APEX UW
参考価格:33,440円(税込)