ブリヂストンから9月9日に発売開始された、BRM2ウェッジを紹介します。ツアー選手が求めるスピン性能にこだわった、ブリヂストンらしいオーソドックスなモデルです。スピン性能向上のためのテクノロジー搭載だけでなく、ゴルファーのタイプや状況に応じるべくソールは3種類をラインナップしています。
テクノロジー
新ミーリングデザイン
ブリヂストンはタイヤメーカーですが、スタッドレスタイヤのトレッドパターンから着想したミーリングデザインを採用しています。またミーリングの本数を増やしました。
グラビティコントロールデザイン
ロフト角によってフェースの厚みを持たせる部分を変えています。それにより、アイアンセットからの流れを損なわず、そのロフト角に求める弾道を得やすくなります。
ロフト別ソール形状
F:フラットソール
バウンス効果が高く、フルショットの抜けを追求しています。
M:マルチソール
フェースを開きやすく、多彩なアプローチを打ちやすくしました。
A:オールラウンドソール
フェースの開きやすさと、バウンス効果を両立させました。
ヴィジュアル












スペック




試打 測定
BRM2ウェッジを試打測定しました。使用した弾道測定器はスカイトラックで使用球はタイトリストのProV1です。クラブのロフト角は58度(A、バウンス角12度)、シャフトはモーダスツアー120(S)です。












ブリヂストン BRM2ウェッジ 測定データ | |||||
H/S (m/s) |
打ち出し角 (°) |
スピン量 (rpm) |
左右ブレ (Y) |
飛距離 (Y) |
|
1 | 27.7 | 34.6 | 8934 | -3.0 | 82.6 |
2 | 29.0 | 31.7 | 9722 | 0.0 | 75.5 |
3 | 27.2 | 32.5 | 9554 | -3.7 | 81.5 |
4 | 27.7 | 32.9 | 9841 | -0.3 | 83.6 |
5 | 29.8 | 34.6 | 8840 | 0.5 | 77.6 |
平均 | 28.3 | 33.3 | 9378 | ー | 80.2 |
※左右ブレの平均は算出していません。例えば、-5ヤード(5ヤード左)と+5ヤード(5ヤード右)の平均がまっすぐ(0)となってしまうので。
レビュー
癖のないシャープなカオをしています。絶妙にソールが削られてあり、天然芝の上からフェースを開いて使えそうです。うたい文句通りにスピンはしっかり入ります。平均が9378rpmと申し分ありません。バンカーショットが苦手な人は、バウンス角が大きいA(オールラウンド)ソールを選択すると良いでしょう。
ブリヂストン BRM2ウェッジ




参考価格:17,600円(税込)