キャロウェイのJAWS RAW ウェッジ クロムは、ソール形状はZ、S、X、Wの4種類でしたが、Jグラインドが加わりました。Jグラインドはフェースを開きやすいのが特徴。フェースは全面が溝のフルトゥです。
スピン性能の高さはおなじみのウェッジですが、今回のモデルはどのような性能を持っているのでしょうか。
テクノロジー
「RAW」は「生の」や「原料のまま」という意味のようです。その名が示す通りに、フェース面はノーメッキで、スピン性能を高めています。もちろん、37Vグルーヴやマイクロフィーチャーも採用。インパクト時のフェースとボールのくいつきを実現させやすくしています。
また、フェース全面を溝にすることで、フェースをななめに使ってもスピン性能を最大限発揮することができます。フェースを開いても、高さだけでなくスピン性能を効かせることで球を止めることができるのです。
ヴィジュアル
スペック
試打測定
弾道測定器スカイトラックを使って弾道を測定しました。ロフト角は56度。クラブのシャフトはダイナミックゴールドS200、使用球はタイトリストのProV1です。
キャロウェイ JAWS RAW ウェッジ クロム 測定データ | |||
飛距離 (Y) |
打ち出し角 (°) |
バックスピン量 (rpm) |
|
1 | 87.6 | 32.5 | 8326 |
2 | 89.4 | 33.1 | 8173 |
3 | 87.5 | 32.7 | 8147 |
4 | 88.6 | 30.7 | 8839 |
5 | 89.9 | 32.1 | 8504 |
平均 | 88.6 | 32.2 | 8398 |
レビュー
スピン性能など、基本的なものは、前作までと変化は感じません。ポイントはJグラインド、フルトゥのフェースです。今回は人工マットからでしたが、「ガブリとかみつくジョーズ“フェース”にフェースを開いた時の構えやすさとヘッドの抜けの良さを掛け合わせると、どのような感じになるのか」をコースの天然芝から体感したくなりました。‟グリーンまわりのテクニシャン”におすすめの一本といえそうです。
キャロウェイ JAWS ウェッジ クロム Jグラインド
参考価格:23,760円(税込)