21世紀の王者という意味がこめられているXXIO(ゼクシオ)。初代が発売されてから20年以上が経ってもその実力をいかんなく発揮し、多くのゴルファーの支持を集めています。
ゼクシオは易しさ重視のモデルですが、12代目の今作も易しさを向上させて登場しました。11代目よりもヘッドの大型化に成功し、スウィートスポットが拡大。よりミスヒットに強くなりました。
テクノロジー
ゼクシオアイアンと言えばチタン。ゼクシオ12は薄肉チタンフェースです。そしてウッド同様、アイアンにもリバウンドフレームを採用しています。
スペック
シャフトラインナップ
「ゼクシオ MP1200 カーボンシャフト」と「N.S.PRO 850GH DST for XXIO スチールシャフト」が標準ラインアップされています。
試打 測定
ゼクシオ12アイアン カーボンシャフト(R)を試打しました。測定器はSKYTRAK(スカイトラック)で、使用球はタイトリストProV1です。
ゼクシオ12アイアン 測定データ | |||||
H/S (m/s) |
打ち出し角 (°) |
スピン量 (rpm) |
左右ブレ (Y) |
飛距離 (Y) |
|
1 | 38.2 | 18.5 | 5548 | -1.9 | 163.9 |
2 | 38.0 | 19.5 | 6028 | 7.7 | 161.6 |
3 | 37.9 | 17.9 | 6191 | 7.7 | 160.6 |
4 | 38.7 | 17.3 | 5906 | -4.5 | 165.2 |
5 | 37.3 | 18.6 | 5827 | 7.0 | 158.5 |
平均 | 38.0 | 18.3 | 5900 | ー | 162.0 |
※左右ブレの平均は算出していません。例えば、-5(5ヤード左)と+5(5ヤード)右の平均は0(まっすぐ)となってしまうためです。
レビュー
スウィートスポットは広いです。右にすっぽ抜ける心配は小さくて済みそうです。つかまりは良いですが、7番アイアンでライ角62.5度は、アップライトではないので、ライ角でつかまりをよくしているわけではなさそうです。
意外だったのがスピン量の多さ。平均5900rpmで、ある程度スピンが効いています。飛ぶだけでなく止まります。
ヘッドが大型化している分、ラフからは厳しそうですが、それ以外の部分では多くのゴルファーの力になってくれるクラブといえそうです。
ウッド系も評価が高いゼクシオ。アイアンもゼクシオらしいはじき感が継承されています。チタンフェースなので、軟鉄鍛造などに比べると打感がかたいですが、それが気にならないゴルファーであれば納得できるクオリティーと言えるでしょう。
ゼクシオ12 アイアン
参考価格:123,750円(税込)