驚異のスピン性能に「MACK DADDY(すごい)!」と、世界のトッププレーヤー、フィル・ミケルソンが思わず叫んだことから名付けられたMACK DADDY(マック ダディ)ウェッジ。そのマックダディ4の後継版が、JAWS(ジョーズ)ウェッジです。これまでのシリーズから、更にスピン性能に磨きをかけるために搭載しているテクノロジーは、おなじみとなったNEWマイクロフィーチャーだけではありません。ボールにがっちりと食いつく37Vグルーヴを採用しています。スピン性能への自信の表れがクラブヘッドにあるMD5(マックダディ5)の刻印です。
テクノロジー
37Vグルーヴ
溝規制により、大きなスピンを得るべく、鋭角に溝を彫る場合、その分、フェース上の溝のエッジ部分を鋭くすることはできなくなりました。そこで、フェース上の溝を鋭くするために、溝の彫り方を鈍角にデザインしたのが今回の37Vグルーヴです。下記画像を見ると、溝が鈍角であることが分かります。
テクのロジーの進化によって、ライや技量を問わずグリーン上でボールを止めることができるスピン量を得ることができるようになりました。その流れに歯止めをかけるべく2010年から段階的に溝に規制が入るようになりました。
NEWマイクロフィーチャー
溝と溝の間をCNCミルドで凸状にすることにより、摩擦係数を向上させたのが、マックダディシリーズ、キャロウェイのウェッジではおなじみになたNEWマイクロフィーチャーです。
スペック
グラインド
Sグラインドソール
オーソドックスなソール形状です。フェースを開くことでバウンス効果を発揮できて、バンカーショットにも対応でき、あらゆるライで使用したいゴルファー向けです。
Cグラインドソール
トゥとヒールを削ったソール形状です。状況に応じてクラブフェースをスクエアにしたり、開いたりと、高低などインテンショナルなショットを駆使したいゴルファー向けです。
Wグラインドソール
ワイドソール形状です。ダフリのミスに寛容で、バンカーから楽に脱出したい、ウェッジゲームに易しさを求めるゴルファー向けです。
Xグラインドソール
ワイドソールのトゥとヒールを削ったソール形状です。ワイドソールならではの易しさを持ちつつ、高低などインテンショナルなショットを駆使したいゴルファー向けです。
ラインナップ
シャフトはダイナミックゴールドS200、N.S.PRO モーダスツアー105(S)、N.S.PRO 950GH neo(S)、の3種類がライナップされています。グラインドソールの種類によって、ラインナップされているロフト角やバウンス角が異なります。
JAWSウェッジ 試打レビュー
今回、Sグラインドソールのロフト角58度でバウンス角10度のモデルと、Xグラインドドールのロフト角58度でバウンス角12度のモデルを、ゴルフ場のアプローチ練習場で試打しました。
この2つのモデルを比較して、どちらがおすすめかというとXグラインドソール、バウンス角12度の方です。バウンス角の12度は大きい方です。バウンス角が大きいクラブはインパクト時にクラブヘッドが地面ではねる、と言われていますが、一般ゴルファーが普段プレーするゴルフコースでは言われているほど心配はいりません。はねるのは、ハンドレイトインパクトによりバウンス角が邪魔してしまっているゴルファーです。または、フェアウェイで芝が短く刈り込まれているいるトーナメントコースでプレーするトップアマやプロです。
Xグラインドソールはフェースを開いてもバウンス角が邪魔しないように、ソールが削られているので、バウンス効果を発揮しながらも、バウンスがはねるリスクを軽減しています。芝が薄くペチャっとした芝の上からロブショットを試みましたが、イメージ通りのショットが可能です。
どのモデルも申し分ないスピン性能です。
キャロウェイ JAWS ウェッジ
参考価格:15,930円(税込)