キャロウェイJAWSウェッジと、タイトリストSM8ウェッジのスピン量を比較

キャロウェイJAWSとタイトリストSM8のスピン量比較 クラブ

2010年から段階的に始まった溝規制後も、各ギアメーカーは、ルールの範囲内で最大限スピン性能を向上させる開発に挑戦しています。様々なネーミングのテクノロジーの開発を成功させて、その威力をアピールしています。

そこで、驚異のスピン性能とうたっている人気の2種類「キャロウェイ JAWS(ジョーズ)」と「タイトリスト SM8(スピンミルド8)」のスピン性能を試打調査しました。アプローチ練習場で試打すると、クラブフェースにボールが食いついているのが分かります。

タイトリストSM8ウェッジ試打

タイトリスト SM8(スピンミルド8)ウェッジ 試打レビュー

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キャロウェイ JAWS(ジョーズ)MD5 ウェッジ 試打レビュー

実際に数値としてのスピン量はどうなっているのでしょうか。今回は弾道測定器SKYTRAKで測定した結果をお知らせします。スピン量に差が出やすくなるようにフルショットの測定をしました。使用球はブリヂストンのレンジボールです。

キャロウェイ JAWS
タイトリストSM8測定結果
タイトリスト SM8
キャロウェイJAWSウェッジ測定結果

両方とも10球ずつ打って、スピン量が多い上位5球を選択しその平均を見ました。JAWSの平均が9538.1rpm、SM8の平均が9527.5rpm。結果はスピン量にあまり差はありませんでした。どちらのモデルも「これ以上無理」と言えるほど、スピン性能を最大限発揮しているといえるかもしれません。

ただ、スピンはかかればかかるほど良いわけではありません。インパクトが安定していると、安定してスピンがかかるので距離感を合わせやすくなりますが、スピン性能が高いクラブをインパクトが不安定なゴルファーが使用すると、スピンが効いたり効かなかったりして、距離を合わせにくくなることがあります。そうなるのであれば、スピン性能はほどほどのクラブで、フェースの溝とボールがうまく絡んでも絡まなくても、キャリーしてからある程度たらたらとボールが転がった方が距離を合わせやすいでしょう。

スコアメイク関係なく、単純にグリーンにキャリーしてからギュギュッとブレーキがかかったスピンショットを打てるようになりたいゴルファーは多いですよね。バックスピンは、ドライバーのロングドライブと同じように、ゴルファー憧れのショットです。

そのためにはクラブ以前にそれができるテクニックを習得する必要がありますが、スピンのためにはクラブとボールも重要です。JAWSもSM8も、スピンを求めているゴルファーは満足できる仕上がりを体感できると思います。

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