2タイプのヘッド
「WOW!プラス10ヤード」のキャッチコピーで、多くのゴルファーから支持された、ホンマ T//WORLD GS ドライバーの後継モデルPROTOTYPE(プロトタイプ)ドライバーがデビューしました。ヘッドタイプは「Ⅰ」と「Ⅱ」の2種類。両タイプとも、前モデルよりもアスリート向けの仕上がりになっています。
オフセンターヒットでギア効果を高めて弾道を補正する効果や、ボールスピードをアップさせるべく、フェースの反発力や反発エリアを最大化するテクノロジーを搭載しています。
そして、シャフトを脱着、回転することなく、ライ角やロフト角、フェース角の無段階調整ができる、ホンマ独自の無段階調角機能も搭載しています。
ビジュアル
PROTOTYPE Ⅰ
PROTOTYPE Ⅱ
スペック
PROTOTYPE Ⅰ
ロフト角(°) |
9.5 | |
ヘッド素材/製法 | ボディ:Ti811・クラウンカーボン/鋳造 フェース:Ti6-4/圧延 | |
長さ(インチ) | 45.25 | |
ヘッド体積(cm³) | 460 | |
ライ角(°) | 57.0 | |
バランス/総重量(g) | S | D2/305 |
S | D3/313.5 |
PROTOTYPE Ⅱ
ロフト角(°) |
9.5 | |
ヘッド素材/製法 | ボディ:Ti811・クラウンカーボン/鋳造 フェース:Ti6-4/圧延 | |
長さ(インチ) | 45.25 | |
ヘッド体積(cm³) | 450 | |
ライ角(°) | 57.0 | |
バランス/総重量(g) | S | D2/306 |
S | D3/314.5 |
試打 測定
測定機器
使用した弾道測定器はSKYTRAK(スカイトラック)で、使用球はタイトリストのProV1です。PROTOTYPEⅠのシャフトはVZARD55(S)で、PROTOTYPEⅡのシャフトはVZARD65(S)です。
PROTOTYPE Ⅰ
PROTOTYPE Ⅰ 測定データ | |||||
H/S (m/s) |
打ち出し角 (°) |
スピン量 (rpm) |
左右ブレ (Y) |
飛距離 (Y) |
|
1 | 42.2 | 11.1 | 1989 | -9.1 | 217.6 |
2 | 41.7 | 11.0 | 2210 | 18.7 | 215.7 |
3 | 42.0 | 10.2 | 2469 | 11.3 | 217.6 |
4 | 41.4 | 11.3 | 1999 | 9.4 | 213.2 |
5 | 41.8 | 10.7 | 2016 | 1.2 | 213.7 |
平均 | 41.8 | 10.9 | 2137 | – | 215.5 |
PROTOTYPE Ⅱ
PROTOTYPE Ⅱ 測定データ | |||||
H/S (m/s) |
打ち出し角 (°) |
スピン量 (rpm) |
左右ブレ (Y) |
飛距離 (Y) |
|
1 | 41.0 | 12.2 | 2933 | -5.8 | 219.6 |
2 | 41.1 | 13.0 | 2038 | 15.9 | 216.4 |
3 | 41.7 | 12.1 | 2179 | 18.7 | 219.2 |
4 | 41.7 | 11.4 | 1999 | 5.0 | 215.9 |
5 | 41.9 | 12.3 | 2021 | -1.0 | 222.4 |
平均 | 41.5 | 12.2 | 2234 | – | 218.7 |
まとめ
落ち着いたマットなデザインが特徴的です。顔はオーソドックス。ストレートフェースで目標に対してスクエアに構えやすいです。打感はやわらかいです。かたく、甲高い打音がするドライバーが苦手の人は気に入るのではないでしょうか。
Ⅰの方がⅡに比べて、体積が大きくシャローなので、球が上がりやすく、アベレージゴルファー向けのモデルといえるのかもしれませんが、両方ともややアスリートゴルファー向けのクラブかと思います。打った感じでも、測定データを見ても、特に大きな違いは感じませんでした。
ホンマ T//WORLD GS PROTOTYPE GS ドライバー
参考価格:70,400円(税込)