キャロウェイからROGUE(ローグ)の新シリーズ、ローグST MAXの登場です。ヘッドは「MAX」「MAX-D」「MAX-LS」「MAX-FAST」4タイプ。MAXとMAX-Dが2月25日の発売、MAX-LSとMAX-FASTが3月18日の発売です。
それぞれ、球のつかまりの度合いなど特徴が異なります。MAX-FAST、MAX-D、MAX、MAX-LSの順でつかまりやすくなっているようです。
新たなテクノロジーが搭載されたローグSTシリーズ、今回は最もつかまるMAX-FASTを紹介します。
テクノロジー
新たなアルゴリズムで設計されたキャロウェイおなじみのA.Iデザインフェース。さらなる飛びを可能にしています。おなじみのJAILBREAK(ジェイルブレイク)テクノロジーも搭載し、ヘッドの余分なたわみを抑えています。
さらに、ヘッドの後方にウェイトを約8グラム装着して、オフセンターヒット時のエネルギーロスを抑えてインパクトの安定性を向上させています。
スペック
試打 測定
弾道測定器SKYTRAK(スカイトラック)使用して試打、測定をしました。使用球はタイトリストのProV1。ロフト角は9.5度で、シャフトはスピーダーNX40のSです。
キャロウェイ ローグ ST MAX FAST ドライバー 測定データ | |||||
H/S (m/s) |
打ち出し角 (°) |
スピン量 (rpm) |
左右ブレ (Y) |
飛距離 (Y) |
|
1 | 42.0 | 15.7 | 2365 | 2.2 | 229.1 |
2 | 40.3 | 15.2 | 2434 | 3.9 | 220.0 |
3 | 41.9 | 17.6 | 2223 | 12.1 | 231.6 |
4 | 42.2 | 15.7 | 2800 | 4.3 | 229.0 |
5 | 41.8 | 16.2 | 2704 | 0.9 | 228.7 |
平均 | 41.6 | 16.1 | 2505 | ー | 227.7 |
レビュー
つかまり重視のモデルですが、つかまりませんでした。筆者はもともとプッシュ傾向にあるので「つかまる」という認識下で打つと、つかまえようとする動きを入れずにスイングすることができるため、このぐらいのつかまるドライバーがちょうど良いのかもしれません。フックフェースでなくてつかまるって魅力的ですね。
そして、特筆すべきは高打ち出し角と低スピンの両立です。通常、打ち出し角が高い場合、スピン量が増える傾向にあります。しかし、今回の試打では、打ち出し角の平均が16.1度と高いですが、スピン量の平均が2505rpmと抑えられています。
高打ち出し低スピンは飛距離が出やすい弾道です。キャリーとランの両方を稼げるのです。9.5度で打ち出し角がこれだけ出ますから、一般的なヘッドスピードのゴルファーは9.5度で十分かもしれません。
打感はとても柔らかいです。ヘッドのクラウンがマット仕上げで柔らかさを演出しています。
ローグST MAX FAST ドライバー
参考価格:69,520円(税込)