2019年7月4日に発売開始になった、PING G410 ドライバー【LST】は低スピンタイプで、叩いても曲がりにくいヘッド構造になっています。今回はそのG410ドライバー【LST】の紹介です。
2019年3月21日にはG410ドライバーの【PLUS】【SFT】が発売されており、当サイトでもレビューしました。
PINGのG400ドライバーは高評価を得て人気を獲得しました。
2017年は、男子ツアー賞金王、宮里優作選手も、女子ツアー賞金女王、鈴木愛選手もG400ドライバーを使用していたことも話題となり、人気に拍車をかけました。※宮里優作選手はクラブ契約フリー(当時)、鈴木愛選手はPING契約(当時)でした。
2018年はG400 MAXドライバーが登場し、人気を獲得しました。そして2019年はG410ドライバーが堂々登場です!
G410ドライバーは「G400ドライバーよりもさらに飛びをプラス」というキャッチコピーを採用しています。
今回、G410には『LST』が加わり、ヘッドは『PLUS』『SFT』『LST』の3種類のラインナップ。G410ドライバーには、可変式弾道調整ウェイトが搭載され弾道調整機能が付きました。
ピン G410ドライバー【LST】
【PLUS】【SFT】のソールには赤いラインが入っていますが、【LST】は赤いランがなくソールすべて黒で、より精悍な印象を受けるデザインになっています。
【PLUS】【SFT】のヘッド体積が455㎤であるのに対し、【LST】は450㎤で、やや小ぶりでシャープなヘッドになっています。
ヘッド体積の差は5㎤ですが、【LST】はディープフェイスであるため、構えた時には5㎤以上に、【PLUS】【SFT】よりもヘッドが小さく感じます。
また、【PLUS】【SFT】のライ角が59.5度であるのに対し、【LST】は58.0度と、1.5度フラットになっていて、つかまりすぎを抑えたヘッド形状と言えます。
ヘッドスペック
ヘッド素材:FORGED T9S+チタン(フェース)/811チタン(ボディ)
ロフト角(度) | 9 | 10.5 | |
ヘッド体積(CC) | 450 | ||
ライ角(度) | 58.0 | ||
*総重量(g)・バランス | 約305・D3(ALTA JCB RED・S・45.75インチ) |
シャフトスペック(PLUS/SFT/LST共通)
シャフト名 | ALTA JCB RED | PING TOUR 173-65 | PING TOUR 173-75 | |||||||
素材 | カーボン | カーボン | カーボン | |||||||
標準クラブ長(inch) | 45.75 | 45.25 | 45.25 | |||||||
フレックス | R | SR | S | X | R | S | X | R | S | X |
重量(g) | 45 | 50 | 55 | 60 | 57 | 61 | 66 | 68 | 75 | 80 |
トルク(度) | 5.9 | 5.2 | 4.7 | 4.4 | 4.3 | 3.4 | 3.2 | 3.3 | 2.9 | 2.8 |
キックポイント | 先 | 中先 | 中 | 中 | 中 | 中元 | 手元 | 中 | 中元 | 手元 |
シャフト名 | ALTA DISTANZA | The ATTAS | Speeder EVOLUTION Ⅴ | TENSEI CK Pro Orange | ||||
素材 | カーボン | カーボン | カーボン | カーボン | ||||
標準クラブ長(inch) | 46 | 45.25 | 45.25 | 45.25 | ||||
フレックス | ー | 5S | 6S | 569S | 661S | 60S | 70S | |
重量(g) | 40 | 54 | 63 | 59.5 | 66 | 64 | 72 | |
トルク(度) | 5.9 | 5.6 | 3.6 | 4.5 | 3.7 | 3.5 | 2.9 | |
キックポイント | 先 | 中 | 中 | 先中 | 先中 | 手元 | 手元 |
ピン G410ドライバー【LST】 試打 測定結果
使用した弾道測定器はSKY TRAK(スカイトラック)で、ボールはブリヂストンのレンジボールです。
測定したヘッドとシャフト
ロフト角は9度のヘッドを使用しました。
シャフトは、
- PING TOUR 173-65(S)
- TENSEI CK Pro Orange 50(S)
- ALTA JCB RED(S)」
の3種類を試打しました。
PING TOUR 173-65(S)
測定結果
TENSEI CK Pro Orange 50(S)
測定結果
ALTA JCB RED(S)
測定結果
ピン G410ドライバー【LST】 試打 レビュー
やはり「PLUS」「SFT」に比べて、ボールがつかまりにくいです。左へのミスを抑えたり、ふけ上がりを抑えたいゴルファー向けのクラブのようです。
今回試打した3つのシャフトの中では飛距離は「ALTA JCB RED」が最も出ました。クラブスピードやボール初速も、最も大きい数値となりました。
他の2つのシャフトよりも0.5インチ長いことによる部分が大きいとは思いますが、ボールを弾いている感じが最も体に伝わってきました。
方向性の安定感があったのは「TENSEI CK Pro Orange 50」でした。飛距離もまずまず出ていて、筆者がこの3つの中で選ぶとすればこの「TENSEI CK Pro Orange 50」でしょうか。
「PING TOUR 173-65」は筆者の場合は慣れる必要があるかもしれません(筆者が普段使用しているシャフトが、50グラム台のトルク多め、です)。
PING(ピン) G410ドライバー LST
参考価格:62,100円(税別)