中学3年で四国アマチュアゴルフ選手権を制覇。多くの高校から誘いを受ける中「初代でやりたいようにできるかも」とゴルフ部を新設した鳥取・倉吉北高校に進んだが、部員は自身を含めた2人だった。13年にプロテスト合格。翌年の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯で初優勝、スターダムを駆け上がった。17、19年は賞金女王に。19年は年間7勝と無類の強さだった。昨年は得意のパットに悩んだが、そこは実力者。巻き返しは必至だ。
17年以来2度目の賞金女王となった昨年。2週連続と3週連続を含む年間7勝と文句なしの強さを披露した。多くの名場面を演出してきたパットが好調で、平均パット数は1位。平均ストロークは2位に甘んじたが、2日目に限れば2年連続で60台を記録した。3日間トーナメントが中心のツアーで、ムービングデーの強さが底力の証か。日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯(’14年)で初優勝したシンデレラは、押しも押されもせぬ女王に成長した。