11月8日から10日に滋賀県の瀬田ゴルフコースで開催された米ツアーTOTOジャパンクラシックでは鈴木愛選手が今季6勝目(通算15勝目)を挙げました。前週の三菱電機レディスから2連勝です。そして、この優勝で、2020年の米ツアー出場資格を獲得しました。
さらに翌週、伊藤園レディスも優勝し3連勝(今季7勝目、通算16勝目)の快挙を達成しました。「今の鈴木選手なら米ツアーでも活躍できるのでは」と感じたゴルフファンは多いと思いますが、鈴木選手は2020年の米ツアー参戦を見送りました。
TOTOジャパンクラシック直後から鈴木愛選手は2020年の米ツアー参戦に前向きではありませんでした。それは、東京オリンピック日本代表入りの為には、米ツアー挑戦はリスクがあるからです。
鈴木愛は米ツアーメンバー登録を見送り「まだ万全ではない」 #golf #ゴルフ #ALBA https://t.co/ULb0NoXCTV
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日本唯一の米ツアーで話題になった“来季米国参戦” 鈴木愛、渋野日向子、河本結…それぞれの決断は? #golf #ゴルフ #ALBA https://t.co/9NZMjJorlf
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鈴木愛 東京五輪代表へ主戦場とするべきツアーは日本か米国か【女子ゴルフ】(SPAIA)
日が経つにつれて米ツアー挑戦に気持ちが傾きつつあったようです。米ツアー登録期限の18日午後5時(日本時間19日午前7時)ぎりぎりまで悩んだようです。最後は、東京オリンピック日本代表になる可能性が決め手となり、今回の決断となりました。
鈴木選手は、渋野日向子選手が全英女子オープンで優勝するまでは、オリンピック日本代表候補ランキングで3位以下を大きく引き離した2位で、日本代表入りが濃厚な状況でした。
しかし、全英女子オープン後状況は一変。渋野選手が鈴木選手を代表候補ランキングで追い抜き、鈴木選手は追いかける立場になりました。「自身が予選落ちした全英女子オープンで渋野が優勝」「日本代表入りピンチ」心中穏やかじゃなかったはずです。
しかも、今季の9月から10月にかけて、けがの影響で4週ツアーを休んでいます。そこからの躍進。さすが2017年の賞金女王ですね。
鈴木選手の3連勝による世界ランキング17位への上昇と、渋野選手の不調による世界ランキング15位への降下で、代表候補争いが接戦になってきました。
これからの、熾烈な代表入り争いから目が離せませんね。鈴木選手も渋野選手も世界ランキング15位以内に入って、畑岡奈紗選手を加えた3人が代表になれば嬉しいですね。さらに、ここに河本結選手が加われば最高です。