あのキャロウェイの「EPIC(エピック)」が、さらなる革新的テクノロジーとともに、「EPIC FRASH(エピックフラッシュ)」の名を冠し登場しました。進化のポイントは、何といってもフェースとのこと。
「STAR(スター)」と「SUB ZERO(サブゼロ)」。2つのタイプのヘッドがされています。果たしてそれぞれはどういうクラブなのでしょうか。比較したいと思います。
キャロウェイ EPIC FRASH ドライバー
キャロウェイ EPIC FRASH STARドライバー
ついに、ゴルフクラブにもAI時代が。再び世界を驚愕させる、ボール初速で飛ばせ
ゴルフクラブの開発で初めてAI(人工知能)を導入し、スーパーコンピューターを駆使することで、通常では34年もの膨大な時間を要するほどの多くのデザイン解析を可能にし、ボール初速の最大化と耐久性の確保を達成したいう、独特な形状の「FRASH フェース」と「JAILBREAKテクノロジー」がポイントです。
「この2つの革新的なテクノロジーの相乗効果が、人間の常識と想像を超えた、かつてない飛びを生み出す」と、キャロウェイが自信を持って送り出すモデルです。
スペック
ヘッドスペック
番手 | W#1 | ||
フェース素材/構造 | 鍛造6-4チタン/FRASH FACEテクノロジー | ||
ボディ素材 | 8-1-1チタンボディ+トライアクシャル・カーボンクラウン+ペリメーターウェイト約12g | ||
クラブ長さ(インチ) | 45.75 | ||
ヘッド体積(㎤) | 460 | ||
ロフト角(°) | 9.5 | 10.5 | |
ライ角(°) | 59.5 |
シャフトスペック
シャフト名(硬さ) | Speeder EVOLUTION for CW(S) | Speeder EVOLUTION for CW(SR) | Speeder EVOLUTION for CW(R) | Tour AD VR-5(S) | Speeder EVOLUTION V 569(S) | |
ラインナップ | 9.5 | 〇 | □ | □ | □ | □ |
10.5 | 〇(L) | 〇[L] | 〇(L) | 〇(L) | 〇(L) | |
バランス | D2 | D1 | D2 | |||
クラブ重さ | 約293g | 約292g | 約290g | 約300g | 約301g | |
シャフト重さ | 約52g | 約51g | 約49g | 57g | 59.5g | |
シャフトトルク | 5.6 | 5.7 | 5.8 | 4.5 | 4.5 | |
シャフト調子 | 中調子 | 中調子 | 先中調子 |
〇:通常在庫 □:受注生産 [L]:左用モデル・通常在庫 (L):左用モデル:受注生産
※シャフトスペックはシャフトメーカーの公表値になります。
EPIC FRASH SUB ZERO ドライバー
AIが生んだFRASH フェース+低重心ヘッドで時空を突き抜ける弾道を
「SUB ZERO ドライバー」は、「FRASH フェース」と「JAILBREAK テクノロジー」の驚くべきボール初速を、低重心ヘッドにより、かつて見たことのない強弾道へと導くモデルです。
ソール前方にはスクリューウェイト、後部にはSUB ZEROモデルとしては初めてペリメーター・ウェイティングを搭載。余計なスピンを軽減することで、ボールの直進性が増す構造になっています。
低スピンモデルのため、STARドライバーに比べて、ヘッドスピードが速いゴルファー向けのモデルですが、充分なやさしさも併せ持つモデルに仕上がったそうです。
スペック
ヘッドスペック
番手 | W#1 | ||
フェース素材/構造 | 鍛造6-4チタン/FRASH FACEテクノロジー | ||
ボディ素材 | 8-1-1チタンボディ+トライアクシャル・カーボンクラウン+スクリューウェイト約2g+ペリメーターウェイト約12g | ||
クラブ長さ(インチ) | 45.25 | ||
ヘッド体積(㎤) | 460 | ||
ロフト角(°) | 9.5 | 10.5 | |
ライ角(°) | 56.5 |
シャフトスペック
シャフト名(硬さ) | Tour Ad SZ(S) | Tour AD SZ(SR) | Tour AD VR-6(S) | Speeder EVOLUTION V 661(S) | |
ラインナップ | 9.0 | 〇[L] | 〇(L) | □(L) | □(L) |
10.5 | 〇 | 〇 | □ | □ | |
バランス | D4 | D4 | |||
クラブ重さ | 約310g | 約308g | 約321g | 約320g | |
シャフト重さ | 約53g | 約51g | 65g | 66g | |
シャフトトルク | 5.9 | 3.2 | 3.7 | ||
シャフト調子 | 中調子 | 中調子 | 先中調子 |
〇:通常在庫 □:受注生産 [L]:左用モデル・通常在庫 (L):左用モデル:受注生産
※シャフトスペックはシャフトメーカーの公表値になります。
【STAR(スター)】と【SUB ZERO(サブゼロ)】を試打レビュー
キャロウェイ エピックフラッシュ STAR 測定結果
シャフトとロフト角
試打したクラブのシャフトはツアーAD VR-5のSで、ロフト角は10.5度です。
測定結果
キャロウェイ エピックフラッシュ SUBZERO 測定結果
シャフトとロフト角
試打したクラブのシャフトはツアーAD SZ-5のSで、ロフト角は10.5度です。
測定結果
【STAR(スター)】と【SUB ZERO(サブゼロ)】を比較
構えた時の顔は【STAR】の方が上がりやすい印象です。
また、【SUB ZERO】の方がすっきりシャープな印象です。
飛距離は【STAR】の方が出ました。クラブスピード(ヘッドスピード)が42m/s程度だと【SUB ZERO】より【STAR】の方が良いかもしれません。
そして【SUB ZERO】はハードヒッター向けのモデルで、低スピンモデルです。今回の試打した結果も【STAR】より【SUB ZERO】の方がスピン量が少ない結果となりました。
しかし、「つかまらない」といったことはなく、球が右に抜ける印象はありませんでした。おそらくクラブスピードが50m/s程のヘッドスピードが速い上級者のゴルファーでもそんなに右に抜けないのではないでしょうか。
方向性は【STAR】も【SUB ZERO】も及第点です。
シャフト次第にはなりますが、ヘッドスピードが筆者のような42m/s程度であれば、【SUB ZERO】よりも【STAR】が良い可能性が高いです。
EPIC FRASHは初代EPICの飛距離性能を受け継ぎながら、方向性を向上させたモデルと言えそうです。
EPIC FRASH STAR ドライバー
EPIC FRASH SUB ZERO ドライバー
参考価格:66,528円(税込)