変化なき進化なし 渋野日向子選手のスイング改造について

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今年もスイング改造に取り組んでいる渋野日向子選手。しかし日本女子ツアー開幕から13位、57位、11位、15位と振るわず、米ツアー初戦のANAインスピレーション(メジャー)では予選落ちでした。今年と同様、スイング改造していた昨年の開幕直後でもそうだったように、「スイング改造するべきではない」と否定的意見が多く聞かれています。しかし、今回の改造は良い取り組みになりそうです。

ニュースイング

渋野選手の今年のスイングは、バックスイングのプレーンがフラットになっています。さらに、トップオブスイングはコンパクトで、その時のフェースの向きはシャット(閉じている)です。

これは遠心力や重力の活用といった面で、スイングスピードを上げにくくなる懸念がありますが、方向がより良くなる期待が持てます。飛距離よりも方向を重視しての決断ということでしょう。

今年から、プロテスト合格前から師事していた青木翔コーチから卒業して、スイングに関して石川遼選手の助言を仰いでいるようです。挙げた点についても、石川選手の助言の影響があると思われます。「ダウンスイングでお尻が前に出て手元が浮くことがある」というスイングの弱点が共通している両者ですから、共感できることがあったのだと思います。

青木翔著 打ち方は教えない。

渋野日向子のコーチ 青木翔著「打ち方は教えない。」は選手との接し方を説いた本

全米女子オープンと同じ轍は踏まない

記憶に新しい2020年12月の全米女子オープン。渋野選手は3日目終了時点で首位でした。しかし、最終日は終盤まで優勝争いには加わっていたものの、ショットが思うようにいかずに、成長したショートゲームでなんとか踏みとどまっていた、という展開でした。

4日間通して、そして、プレッシャーがかかる展開になっても、ショットの精度を高いレベルで維持するために今回のスイング改造が必要だと判断したのでしょう。

スイング改造は根気強さが必要です。意味のあることだったとしても、渋野選手クラスでもすぐに結果が出るわけではありません。これから結果に表れると信じて応援しましょう。

渋野選手のスイング改造に関して下記の記事でまとめられていますのでご覧ください。

渋野日向子のスイング改造に賛成の理由(SPAIA)