笹生優花選手・西郷真央選手 ジャンボチルドレンが大活躍

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント ロゴ 女子

ジャンボ尾崎チルドレンの活躍が止まりません。昨年のプロテスト合格後から尾崎将司選手に師事している笹生優花選手が、今季女子ツアー2戦目の8月14日から16日に開催されたNEC軽井沢72トーナメントで、史上最速となるプロデビュー4戦目で初優勝を挙げました。それも2戦連続初日首位発進、最終日63のコースレコードでの優勝。豪快なショット同様、インパクトある初優勝となりました。

そして、初優勝とはなりませんでしたが、開幕から2戦連続最終日最終組となった西郷真央選手もインパクトを残しました。西郷選手も尾崎選手に師事している女子選手の内の1人です。

昨季は黄金世代で尾崎選手に師事いしている原英莉花選手が初優勝を挙げ、賞金ランキング14位に入る活躍ぶりを見せました。今季の開幕戦、アース・モンダミンカップではその原選手は5位タイ。そして、同じくジャンボ軍団の西郷選手が優勝争いに加わり原選手と同じ5位タイ。さらに、同じくジャンボ軍団の笹生選手も5位タイ。と、ジャンボ軍団が今季の女子開幕戦を盛り上げました。原選手は渋野日向子選手らと同じ黄金世代。西郷選手と笹生選手は、黄金世代の2学年下の、安田祐香選手らミレニアム世代のさらに1学年下の世代にあたります。

黄金

黄金世代に関しておさらい

黄金世代以上の力量、と期待されていたミレニアム世代のさらに1学年下の選手のこれほどの活躍を想像した人は少なかったでしょう。選手層が厚い女子ゴルフ界には、これからも目が離せそうにありません。

ジャンボ軍団

ジャンボ軍団とは

ジャンボ尾崎の呼称で、2020年8月17日時点で、日本ゴルフツアー通算94勝(世界ゴルフツアー113勝)、日本ツアー賞金王12回など、言わずと知れた日本ゴルフ界のレジェンド尾崎選手が率いる、プロゴルファー集団です。

尾崎建夫選手、尾崎直道選手といった尾崎選手の兄弟だけではありません。金子柱憲選手、川岸良兼選手、小山内護選手、といった男子ツアーを沸かせた実績ある名選手たちが在籍しています。

そして、若手プロやプロを目指しているジュニアも、籍を置きトレーニングに励んでいます。ゴルフのテクニックの部分について主に指導しているのは、尾崎選手の息子である、尾崎智春プロ。原選手が脚光を浴び始めていた頃、智春プロがかたわらにいたシーンが多く見られました。

ジャンボ邸

千葉県にある、尾崎選手の自宅兼プライベートゴルフ練習場です。この練習場は、ただの”球打ちができる場所”ではありません。広大な敷地もさることながら、整備されたグリーンがあったり、アプローチ、バンカー練習場があったり、ショートコースが数ホールあったりします。また、ジャンボイムズ独自のトレーニングができるスペースや器具があり、ゴルフ上達に必要な環境が整っています。

施設だけでなく、訪れてくる人もとても豪華。先述した名選手だけでなく、プロ有望株の若手選手が多数練習をしにきます。経験や実績が豊富な選手たちと一緒に練習ができるのです。また、そういった選手たち、智春プロや尾崎選手直々の指導も受けられるのです。

まさに、ハード面でもソフト面でも、最高水準の施設と言えるでしょう。

世界を感じる笹生優花選手

2001年の笹生優花選手。迫力満点のスイングと弾道には世界を感じます。実際、本人は米女子ツアーに憧れを持っているようで、昨年、米女子ツアーの予選会に挑戦しています。結果は失敗に終わりましたが、日本ツアーで経験を積んでから再度挑戦することでしょう。

昨年のプロテスト合格後から、尾崎選手に師事しています。昨年は2,3回しかジャンボ邸へは行かなかったようですが、今年の4月からは頻繁に足を運んだようです。

飛距離では日本女子ツアーで圧倒しています。NEC軽井沢の最終日に最終組で同組になった、藤田さいき選手が驚くぐらい飛距離が出ます。「日本では手狭。USLPGAではなくて、もはやPGAとマッチするぐらいの力」と藤田選手。日本女子ゴルフ界のスケールにマッチしていないぐらいの、大きなスケールのゴルフができるのが笹生選手なのです。

笹生選手については下記関連記事でまとめていますのでご覧ください。

JLPGA 日本女子プロゴルフ協会ロゴ

【女子ゴルフ】笹生優花選手のスイング解析

LPGA 日本女子プロゴルフ協会

【女子ゴルフ】末恐ろしい19歳 笹生優花選手

西郷真央選手の活躍

開幕戦でも最終日最終組でプレーして、優勝争いに加わりました。そして、今回のNEC軽井沢でも最終日最終組でプレー。勢いに乗っている日本人女子プロゴルファーの1人といっても過言ではないでしょう。

高校1年生の時に参加した、ジャンボ軍団のレッスン会で尾崎選手の指導を直接受けた最後選手。尾崎選手自身が西郷選手の能力を評価したこともあり、この出会いがきっかけで尾崎選手に弟子入りすることになりました。このレッスン会開催時、NHK大河ドラマで「西郷どん」が放送されていたことで尾崎選手が西郷選手に「せごどんだな」と声をかけたことで、西郷真央=西郷(せご)どん、となりました。

尾崎選手への弟子入り以後、順調に成長し、実績を重ね、階段を上がっていきます。昨年の日本女子アマチュアゴルフ選手権で優勝、プロテスト1発合格。そして、ルーキーイヤーでの開幕戦から2戦連続の活躍。

下記動画の中で中学1年生の西郷選手は「将来はゴルフが1番上手い人と言えば西郷真央、と言われるぐらいのプロゴルファーになりたい」と言っています。その思いの実現が少し近づいてきているのではないでしょうか。

次々に大物感ある若手が登場する女子ゴルフ

今季の注目はミレニアム世代、と言われていました。しかし、開幕から2戦で活躍している若手世代はミレニアム世代の1学年下。もちろん、ミレニアム世代もこれから活躍が期待できますし、黄金世代もまだまだこれからです。さらに、NEC軽井沢では若林舞衣子選手、藤田さいき選手、有村智恵選手がトップ5に入ったように、中堅、ベテラン勢もあなどれません。

まさに女子ゴルフは群雄割拠。新旧入り乱れての、戦いは見ごたえがありますね。次戦は8月27日からのニトリレディス。ここではどのような選手が活躍するのでしょうか。