昨年の流行ワード「シャローイング」の注意点

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ゴルフ界は”毎年”と言っていいほど、流行ワードが登場します。2018年の「パッシブトルク」、2019年の「サイドベント」といった具合です。そして、2020年に流行したのが「シャローイング」です。

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シャローイングとは

シャローとは浅いという意味。シャローイングはダウンスイングでクラブを寝かせる動作のことです。これまでクラブが寝る動きは悪とされてきましたが、クラブを寝かせることを良しとしたこの理論は、斬新でインパクトがあり多くのゴルファーが知るワードとなりました。

また、ただ斬新なだけではなく理にかなっていることも見逃せません。多くのゴルファーのダウンスイングはクラブが立ちすぎている(スティープ)ことで、結果的にインパクト直前でクラブが寝てしまっています。対して、ダウンスイング初期でクラブを寝かせると、インパクト直前でクラブを立たせやすくなります。

シャローイングの注意点

ただ、シャローイングには注意が必要です。クラブの特性上、シャローイングは自然発生的に行われます。それを意図的にシャローにしようとすると、フェースの開きが大きくなりインパクトで閉じきれなくなったり、フェースの開閉が大きくなりすぎて、インパクトの再現性が高まらない可能性が生じます。

下記の記事でシャローイングの注意点についてまとめています。ご一読ください。

ダウンスイングでクラブを寝かせる「シャローイング」の注意点【ゴルフハウツー】(SPAIA)
目次
  • シャローイング
  • クラブの慣性でシャローになる
  • 前傾角度維持が前提
  • ジョージ・ガンカスとマシュー・ウルフ

シャローイング
多くのゴルファーはクラブヘッドを押さえつけるように切り返すため、ダウンスイング初期にクラブが立ち(スティープ)過ぎる傾向にある。これにより、以下のような問題が生じる。
・過剰なアウトサイドインのヘッド軌道になってスライス回転が多くなる
・インパクトで手元が浮いてクラブヘッドが垂れ下がってフェースが開いたインパクトになり、右に打ち出してしまう

上記記事の中で出てくる参考書籍「ゴルフの力学~スイングは『クラブが主』『カラダは従』」についての記事は下記よりご覧ください。

松本協のゴルフの力学

ジェイコブス3D 松本協 著『ゴルフの力学 スイングは「クラブが主」「カラダは従」』