ショットを安定させるためには、インパクト時の前傾角度キープは重要な要素です。ただ、前傾角度キープは多くのゴルファーにとって難しいようです。
胸が下を向いたまま、などと形を意識しても、イメージ通りのインパクトにはなりません。スイング全体を見ながら、前傾キープのために必要なことを抽出していく必要があります。
左足の力の使い方は、前傾キープに大きな影響を与えます。バックスイングで右足に乗せた体重がそのまま右足に残ってダウンスイングに入ってしまうと、インパクトで前傾姿勢は起き上がりやすくなります。
また、左足に体重を乗せられたとしても、乗せ方次第では起き上がりやすくなります。体重移動しながらスムーズに体をターンさせられると、前傾角度をキープできます。
米女子ツアー通算6勝の畑岡奈紗選手のスイングは、インパクトで左足がピョコンと跳ね上がります。これは本人にとっても、前傾の起き上がりにつながりやすい動きであるため要改善という認識のようです。
畑岡選手はその自身の癖を扱う方法を探り当てたことで、今季開幕から3戦連続トップ15に入る安定性を発揮しています。以下の記事では、畑岡選手の左足の跳ね上がりについて触れられています。ご一読ください。
- ドライバーショット スタッツ
- 左足の力と動き
- 再び日本女子エースへ
日本女子オープンで史上初のアマチュア優勝を飾った翌年の2017年から米ツアーを主戦場とし、通算6勝をあげている畑岡奈紗。
2022年4月のDIOインプラントLAオープンを最後に優勝から遠ざかっているが、今季は開幕から11位タイ、14位タイ、8位タイと3戦連続トップ15入りしており安定感が高い。7勝目に期待して良さそうだ。
3戦連続トップ15入りの畑岡奈紗 ドライバー精度向上はインパクト時の“左足の動きの変化” https://t.co/HqeINaFQi3
— 「スポーツの未来を読みとく」メディアSPREAD (@spreadsports_jp) March 18, 2025