ドライバーショットの飛距離を出すためには、フィジカルスキルが高い方が有利であることは間違いありませんが、技術力で、飛距離を高めていくことは可能です。
技術力に問題がなく飛距離の伸びしろが無い、という人は少ないはずです。飛距離を伸ばすためには、どのような点を押さえておく必要があるのでしょうか。
飛距離を出すためには、打ち出し角とスピン量を両立させる必要があります。一般的なヘッドスピードの場合、求められるのは、高打ち出し&低スピンです。
ビハインド・ザ・ボール
ドライバーショットで、高打ち出し&低スピンを実現するためには、ビハインド・ザ・ボールでインパクトする必要があります。
ビハインド・ザ・ボールとは、インパクトで上体をボールの飛球線後方側に残すこと。それにより、レベルブローやアッパーブロー、かつ、そのヘッド軌道に合ったロフト角でインパクトすることができます。
重心位置のコントロール
ビハインド・ザ・ボールでインパクトするためには、インパクトで、重心位置がボール位置をターゲット方向に追い越してはいけません。
ただ、この重心位置のコントロールの仕方には、大きくわけて2パターンがあります。バックスイングで重心を右に移動させて、その位置をキープしてインパクトするパターン。もう1つが、インパクトで右に戻るパターンです。
それは、来季、米下部ツアーを主戦場にする原英莉花選手と、米ツアーを主戦場にする馬場咲希選手のスイングを比べてみると分かります。
- 原英莉花のスイングは重心を飛球線後方側に残す
- 馬場咲希のスイングは逆回転の動きが入る
- 来季アメリカで躍動なるか
米ツアー最終予選会に出場した日本人選手7名の内、5名が上位25名に入り、来季の米ツアー出場資格を獲得した。
その内の1人が馬場咲希。昨年の最終予選会は失敗に終わり、今季は米下部ツアーを主戦場としたが、今回は一年間の成長を感じさせるプレーを見せた。
一方、原英莉花は、米ツアー出場資格を得られず、来季は米下部ツアーを主戦場にすることになった。
ポイントは“重心の使い方” 原英莉花と馬場咲希 両者の異なる高身長を生かした飛距離の出し方 https://t.co/OOTcJLBCDA
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