ヘッドスピードによって異なる理想の打ち出し角度
飛距離3大要素の内の一つである打ち出し角の理想値は、クラブのロフト角やヘッドスピードによって変わります。一律に、最大飛距離になる打ち出し角を示すことはできません。
ではゴルファーそれぞれ、どういった打ち出し角をイメージすればよいのでしょうか。ドライバーのヘッドスピードの平均が51m/sの米男子ツアーの選手と、42m/sの米女子ツアーの選手の、打ち出し角の平均の差を把握しておくと、あらゆるヘッドスピードのゴルファーの参考になると思うので、一覧表にしておきたいと思います。
番手ごとの打ち出し角
ヘッドスピードが速くなるほど打ち出し角は小さくなるべきです。使用クラブのロフト角などのスペックによっても理想値は変わります。全番手の打ち出し角の理想値を把握する必要はないかもしれませんが、ドライバー、7番アイアン、ピッチングウェッジの打ち出し角のだいたいの理想値は把握しておいた方がよいでしょう。
米男子と米女子 番手ごとの打ち出し角の平均 | ||
番手 | 米男子 | 米女子 |
ドライバー | 10.9度 | 13.2度 |
3番ウッド | 9.2度 | 11.2度 |
5番ウッド | 9.4度 | 12.1度 |
ユーティリティー(15~18°) | 10.2度 | ー |
7番ウッド | ー | 12.7度 |
4番アイアン | 11.0度 | 14.3度 |
5番アイアン | 12.1度 | 14.8度 |
6番アイアン | 14.1度 | 17.1度 |
7番アイアン | 16.3度 | 19.0度 |
8番アイアン | 18.1度 | 20.8度 |
9番アイアン | 20.4度 | 23.9度 |
ピッチングウェッジ | 24.2度 | 25.7度 |
高くなりやすい打ち出し角
ゴルファーの多くは打ち出し角が高くなる傾向にあります。打ち出し角が高くなりすぎると飛距離をロスしてしまいます。弾道測定器を利用する機会があれば、打ち出し角もチェックしてみてください。