番手によって異なる理想のスピン量
飛距離3大要素の内の一つであるスピン量の理想値は、クラブの性能やロフト角、ヘッドスピードによって変わります。ボールによっても変わります。よって、一律に理想のスピン量を示すことはできません。
ではどのようなスピン量を目指せばよいのでしょうか。ドライバーのヘッドスピードの平均が51m/sの米男子ツアーの選手と、42m/sの米女子ツアーの選手の、スピン量の平均が公開されています。その差を把握しておくと、あらゆるヘッドスピードのゴルファーの参考になると思うので、一覧表にしておきたいと思います。
番手ごとのスピン量
ドライバーはスピン量は小さくウェッジはスピン量が大きくなります。使用クラブのロフト角などのスペックやボールの性能によっても理想値は変わります。全番手のスピン量の理想値を把握する必要はないかもしれませんが、ドライバー、7番アイアン、ピッチングウェッジのスピン量のおおまかな理想値は把握しておいた方がよいでしょう。
米男子と米女子 番手ごとのスピン量の平均(単位:rpm) | ||
番手 | 米男子 | 米女子 |
ドライバー | 2686 | 2611 |
3番ウッド | 3655 | 2704 |
5番ウッド | 4350 | 4501 |
ユーティリティー(15~18°) | 4437 | – |
3番アイアン/7番ウッド | 4630(3番I) | 4693(7番W) |
4番アイアン | 4836 | 4801 |
5番アイアン | 5361 | 5081 |
6番アイアン | 6231 | 5943 |
7番アイアン | 7097 | 6699 |
8番アイアン | 7998 | 7494 |
9番アイアン | 8647 | 7589 |
ピッチングウェッジ | 9304 | 8403 |
※rpm:revolutions per minute、1分当たりの回転数
ドライバーでスピン量過多になりやすい
ゴルファーの多くはドライバーではスピン量が多くなる傾向にあります。スピン量が多くなりすぎると飛距離をロスしてしまいます。弾道測定器を利用する機会があれば、スピン量もチェックしてみてください。