ヘッドスピードの重要性
飛距離は「ボールスピード」「バックスピン量」「打ち出し角」の三つの要素によって決まります。この内のボールスピードに大きく影響を与えるのが「ヘッドスピード」です。インパクト時のクラブヘッドの速度であるヘッドスピードは、速ければ速いほど飛距離が出ます。
無理に上げようとするとスイングバランスを崩してしまい、ミート率が下がり、飛距離ダウンになる場合があるので注意が必要です。
飛距離三要素
ボールスピード
インパクト直後のボールの速さ「初速」がボールスピードです。速ければ速いほど飛距離が出ます。また、同じヘッドスピードの場合、打ち出し角が低い方がボールスピードが速くなります。
バックスピン量
ボールの縦の回転量がバックスピン量です。理想値は番手ごとに変わります。また、ボールスピードと打ち出し角度によっても変わります。
打ち出し角
インパクト直後のボールが打ち出された時の角度が打ち出し角です。理想値は番手ごとに変わります。また、ボールスピードとバックスピン量によっても変わります。
番手別 ヘッドスピードの目安
飛距離、そして、ボールスピードに大きく影響を与えるのがヘッドスピードですが、その目安はどの程度なのでしょうか。米男子ツアーと米女子ツアーの平均が公開されているので紹介したいと思います。
番手別 ヘッドスピード 米男子平均・米女子平均 | |||
番手 | ロフト角度 | 米男子平均(m/s) | 米女子平均(m/s) |
ドライバー | 10~12度 | 51 | 42 |
3番ウッド | 15~16度 | 48 | 40 |
5番ウッド | 18~19度 | 46 | 39 |
UT / 7番ウッド | 15~18度/21~22度 | 45(UT) | 38(7W) |
5番アイアン | 24~26度 | 42 | 35 |
7番アイアン | 31~33度 | 40 | 34 |
9番アイアン | 39~41度 | 38 | 32 |
ピッチングウェッジ | 44~46度 | 37 | 31 |
米女子平均を参考にする
米男子ツアーと米女子ツアーの平均を紹介しましたが、一般ゴルファーが参考にするべきは米女子ツアー平均です。米男子はヘッドスピードが速すぎてあまり参考になりません。もちろん、野球などのスポーツをしてきて体力がある人は米男子の方を参考にした方が良い場合もありますが、多くの場合は米女子のヘッドスピードの方が参考にするべき値となっています。