米ツアーのレーダーデータに学ぶ、ドライバーショットで飛距離を出すために必要なこと

ゴルフスイング 飛距離アップ

米ツアー選手のドライバーショットは全体的に飛距離が出ます。昨季のドライビングディスタンスのツアー平均は299.9ヤードで、300ヤード超えまであと一歩でした。

2013-14シーズンのツアー平均は288.8ヤードだったので、10年で10ヤード以上伸びたことになります。多くの選手のフィジカルスキルの向上が、この全体の飛距離アップの大きな理由として挙げられると思いますが、飛距離三要素の融合水準の向上もあるのではないでしょうか。

飛距離三要素とは「ボールスピード」「打ち出し角」「スピン量」のことです。

ゴルフ ダウンスイング

ヘッドスピードより重要な飛距離三大要素

飛距離というと、ヘッドスピードが大きく影響することはいうまでもありません。そのヘッドスピードと直結するのはボールスピードですが、ボールスピードの値だけ良くても、飛距離を出し切ることはできません。

打ち出し角とスピン量が融合してはじめて、ヘッドスピードを生かした飛距離になります。

昨季のドライビングディスタンスで2位に約5ヤードの差をつけて1位になったのは、メジャー4勝のローリー・マキロイ選手です。そのマキロイ選手はヘッドスピードは7位。

自身よりもパワーで勝る選手よりも飛距離が出ている理由は、よりインパクト時の打点が安定していることと、高いレベルで打ち出し角とスピン量が融合しているからです。

また、米ツアーのレーダーデータランキングを見ると、打ち出し角上位(高打ち出し角)の選手はスピン量下位(低スピン)の傾向で、スピン量上位(スピン量大)の選手は打ち出し角下位(低打ち出し角)の傾向です。

以下の記事では、マキロイ選手の飛距離三要素と、打ち出し角とスピン量のレーダーデータのランキングをふまえて、飛距離を出すために必要なことについて解説しています。ご一読ください。

飛距離1位のローリー・マキロイはヘッドスピード“7位” 米ツアー選手のデータに見る飛ばしの要素とは(SPREAD)
目次
  • 昨季飛距離1位ローリー・マキロイはヘッドスピード7位

  • 飛距離三要素のレーダーデータ

  • 米ツアーでは10年で10ヤード飛距離アップ

米ツアーでは昨季、ドライビングディスタンスが300ヤードを超えた選手が98人いた。ツアー平均は299.9ヤード。全選手の平均が300ヤードを超えるまであと一歩だった。