20年で約17ヤード飛距離増
ツアー選手の飛距離アップがとどまるところを知りません。米ツアーのドライビングディスタンス平均が20年で約17ヤード伸びています。これだけドライビングディスタンスが伸びて、ドライバーだけでなくアイアンの飛距離も伸びていることをふまえると、基本的にパー72のコースセッティングで行われるものを、パー71とか70で設定するのも頷けます。
トーナメント開催コースなどでは、パー設定を調整するのにも限界があるため、コース改修をして距離を伸ばしています。今年のマスターズでは35ヤード伸ばして開催されました。
米ツアー 過去15年 ドライビングディスタンス ツアー平均 | |
年度 | ドライビングディスタンス(ヤード) |
2021 | 296.2 |
2020 | 296.4 |
2019 | 293.9 |
2018 | 296.1 |
2017 | 292.5 |
2016 | 290 |
2015 | 289.7 |
2014 | 288.8 |
2013 | 287.2 |
2012 | 289.1 |
2011 | 290.9 |
2010 | 287.3 |
2009 | 287.9 |
2008 | 287.3 |
2007 | 288.6 |
≀ | |
2002 | 279.5 |
飛距離三要素
インパクト時のボール初速を「ボールスピード」、回転量(縦)を「バックスピン量」、発射角度を「打ち出し角」という。この三つの要素によって飛距離が決まります。
最近の米ツアーでこれだけ飛距離の変化があるとうことは、この三要素にも変化があるということです。どのように変化したのでしょうか。以下の記事では、米ツアーでトラックマンによる記録が開始された2007年からの15年間のツアー平均を調べながら、三要素の変化についてまとめられています。ご一読ください。
- 米ツアーのパワーゴルフ化
- 米ツアーの飛距離三要素
- フィジカル、ギアの進化
米ツアーのパワーゴルフ化
米ツアー選手たちの飛距離アップが加速し続けている。昔は2オンが難しかったパー5で楽々2オンするようになり、元々パー5のホールをパー4にし、18ホールパー72をパー71や70にして開催する大会も珍しくなくなってきた。
#ゴルフ 米ツアー選手たちの飛距離アップが加速しています。飛距離を決める3要素、ボールスピード、バックスピン量、打ち出し角のツアー平均データから変化の要因を探りました。
【ゴルフ】米ツアーで加速する飛距離アップ 飛距離三要素はどのように変化しているのか#SPAIAhttps://t.co/TDETJOwpwx
— SPAIA[スパイア]公式 (@SPAIAJP) April 18, 2022