パットのラインを読む訓練は日常生活の中で!?傾斜を目と足裏で判断できるようになる方法

ゴルフのパッティング パッティング

グリーンを読めるようになるには、ある程度のラウンド数が必要ですが、ゴルフ場でなくても、グリーンの傾斜を読むスキルを向上させることができます。普段の生活の中で目や足裏で傾斜やラインを読む感覚を磨くことができるのです。

例えば道路を歩いている時。目で見て少し先の傾斜を判断してみます。上り、下り、左が下がっている(ゴルフでいうとフックライン)、右が下がっている(ゴルフでいうとスライスライン)。

次にその傾斜の種類を判断した場所で後ろを振り返り、最初に傾斜を見た場所を見ます。すると、同じ傾斜を見ているのに、感じるその度合いの強さに差がある場合があります。

次に足裏に問いかけて、傾斜の種類の確認や度合いを感じ取ります。この時も、目で見た感覚と違う場合があります。

明らかに傾斜がついている場所でも、平らに見える場所でも、このような取り組みをすることで、感覚が磨かれてきます。足裏で判断する時には、目を閉じるとより足裏の感覚が研ぎ澄まされやすくなります(周囲に人がいたら少し怪しく思われてしまうかもしれませんが)。

日常生活でラインを読むスキルを向上させる方法についての研究結果が公開されているので、紹介します。ご一読ください。

ゴルフの「ライン読み」の知を探る(武田大輔 諏訪正樹)
目次
  1. はじめに
  2. 当初の活動:一人称視点からの記述に基づくプロトコル分析
  3. 競技と日常生活の密着という試み
  4. キャンパス歩きによって開発されるライン読み能力
    1.45の仮想的パターコースの発見
    2.DAY1に発見したライン①
    3.DAY1に発見したライン②
    4.DAY9に発見したライン
  5. ライン読み能力の開発におけるキャンパス歩きの可能性
  6. まとめ

第一筆者・武田は2歳の頃からゴルフに取り組み、21歳の時に全国大会で8位の成績を上げるというレベルのプレイヤーとして活躍してきた。常にゴルフの奥深さには好奇心を抱かされていた。特に、パッティングは武田の興味・関心を強く刺激するものであった。

実際のコースでは、傾斜の種類が分かる気泡管が付いているスロープマーカーを使うことで、傾斜の種類が分かるようになってきます。自力で読んでみて、スロープマーカーで答え合わせ。そして、打ってみて確認。このサイクルを実行することで、ライン読みのスキルが向上します。

スロープマーカー

ラインが読めるようになるゴルフマーカー スロープマーカー