アプローチショットにはいろいろあります。基本は3種類。ピッチエンドラン、ランニングアプローチ、ロブショットです。最もオーソドックスなのがピッチエンドランですが、ラン二ングやロブも状況次第で選択肢に挙げられます。そえぞれの特徴や打ち方について簡単に解説します。
ピッチエンドラン
PWやAW、SWを使います。ボールをクラブなりに上げて、キャリーしてからある程度転がすアプローチショットです。例えばピンまでの20ヤードでPWを使う場合、10ヤードキャリーで10ヤードラン、といった感じなります。ピンまでの距離や使用する番手によって、キャリーとランの比率が変わります。
打ち方のポイントとしては、腕をやわらかく体の回転で打つということが挙げられます。距離感を出すためには振り幅もポイントになりますが、体や手首を固定し過ぎないことも重要です。
ランニングアプローチ
シンプルに8番アイアンぐらいでキャリーを短く、ランを長くしてピンに近づけるアプローチショットです。グリーンの傾斜の影響を大きく受ける分、ベタピンは難しいですが、振り幅が小さくなるためダフリやトップなどの大きなミスなく“ソコソコ”の結果が期待できます。仮にトップしても、そもそもが小さい振り幅なので、グリーンを出るような大オーバーにはなりにくいです。
ロブショット
高くボールを上げてピンの近くにボールを落とし、ピタッとボールを止めるショットです。フェースを開いて大きくスイングするため、トップした場合はグリーンを出るぐらい大きくピンをオーバーします。また、ボールの下をクラブヘッドがだるま落としのようにくぐることも起こりやすくなります。無難に成功しても寄せワンになるぐらいピンに寄せることは難しいです。ハイリスクローリターンのショットになります。