今年も渋野日向子のスタートはイマイチ だけど今年も活躍すると思う理由

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現時点での今年の渋野日向子選手の日本ツアーの成績は13位、57位、11位、15位です。そして、今年の米ツアー初戦のANAインスピレーション(メジャー)では予選落ちとなりました。順位だけを見ると、今年の渋野選手は難しい戦いになるのかな、とも思えますが今年も活躍すると予想できます。

昨年も苦しんだ開幕直後

昨年も開幕直後は苦しみました。シーズンオフに肉体改造をして、さらにスイング改造もして開幕を迎えましたが、開幕戦はまさかの予選落ち。その後、米ツアーを転戦しますが、予選落ちが続きました。しかし、一度予選を通過してから、勢いづき始めました。日本ツアーに復帰してからもその勢いは失われず、復帰初戦こそ予選落ちとなりましたが、優勝争いをすることもあるなど、本来の姿を取り戻し始めます。締めくくりは全米女子オープン。3日目終了時点で首位。最終日の終盤まで優勝争いを繰り広げ、海外メジャー2勝目がそう遠くないことを印象付けました。

今年も昨年同様、きっかけをつかむことさえできれば勢いづき、好成績をあげることができると思います。

ショートゲームに対する自信とスイング改造の最中

渋野選手はショートゲームを徹底的に鍛えています。そして、それには本人も手ごたえを感じているようです。昨年の全米女子オープンでも、優勝争いをできたのはショートゲームの成長によるものが大きいです。現地メディアに「パーセーブオブザイヤー」と評されるほどのショットを披露することもありました。

また、渋野選手は今年もスイング改造中です。プロテスト合格前から師事していた青木翔コーチからは卒業して、石川遼選手から助言を仰いでいることが影響しているようです。

青木翔著 打ち方は教えない。

渋野日向子のコーチ 青木翔著「打ち方は教えない。」は選手との接し方を説いた本

渋野選手自身、スイング改造には手ごたえを感じているようで、ニュースイングがさらに体になじめば、ショートゲームに対する自信との相乗効果で、好成績が期待できます。

まとめ

スターはスイングや肉体を改造したりすると、色々言われます。それも宿命なのでしょう。しかし、変化なき進化はありません。JLPGA公式 女子プロゴルフ選手名鑑 2020-2021 での渋野選手の特集記事では渋野選手本人の言葉が紹介されています。

変化を恐れないこと。変化していることにおびえないことを大事に、この1年はやっていきたいです

日本女子プロゴルフ協会公式選手名鑑の表紙

JLPGA公式 女子プロゴルフ選手名鑑 2020-21

変化を進化に昇華していく過程で色々起こることは百も承知の渋野選手には今年も期待して良さそうです。渋野選手の今年期待できる理由について下記記事でまとめられていますのでご覧ください。

渋野日向子の開幕3戦は13位、57位、11位 それでも今年も活躍すると思う理由(SPAIA)