東建ホームメイトカップ2018 重永亜斗夢、石川遼を抑えてツアー初優勝!

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石川遼選手とのデッドヒートの末、重永亜斗夢選手が東建ホームメイトカップ2018でツアー初優勝を遂げました。最終日スタート時はリードが4打差ありましたが、前半にダブルボギーやボギーを打ってしまい、リードはあっという間に1打になりましたが、なんとかそこから耐えて初優勝を遂げました。「石川遼選手に抜かれてもそこからついていけば良い、と開き直ったことがよかった」と重永選手は話しています。

重永選手は「新しい時代を築いた石川選手と、永久シード選手の片山晋呉選手と最終日最終組でプレーして競り勝ったことは死ぬまで自慢できる」と言っています。

「勝って、グリーンで子供を抱く」という夢を達成した今、新たな夢に向けて更なる活躍を期待したいところです。

難病指定の持病を抱えている重永選手

細いなぁ、という印象を筆者は重永選手に対して持っていました。それは難病に指定されている『潰瘍性大腸炎』を抱えている影響で食べても食べても太らないのだそうです。

潰瘍性大腸炎とは、下痢や血便などが症状としては起こります。さらには、痙攣性または持続的な腹痛を伴うこともあるようです。重症になると、発熱、体重減少、貧血などの全身の症状が起こります。また、腸管以外の合併症として、皮膚の症状、関節や眼の症状が出現することもあるようです。

重永選手は最終日の朝、潰瘍性大腸炎を緊張のあまりに久しぶりに再発。「スタート前にトイレに駆け込み出し切った」そうです。

もっと他になかったの? オーロラビジョンの勝者の写真

優勝選手が会場のビジョンに映し出されますが、その時使われていた重永選手の写真はマスク姿でした。なぜ、栄えある勝者の写真がマスク姿?

花粉症なのか、風邪をひいた時に撮ったものなのかは分かりませんが、もっと他の写真がはずです。これ用の写真として撮影したものなら、「マスク取って下さい」と、関係者やカメラマンが言えたはずです。フィニッシュの写真ぐらい他にいくらでもあったはずです。

プロゴルフツアーにおいて、勝者は最高のヒーローなはずです。そのヒーローを最大限輝かせるのが大会側の責務だと思います。

であるにも関わらず、マスク姿の写真を使用……

最終日のパンツは以前の石川遼選手の最終日のお決まりの赤

最終日のウェアは上が白で、下が赤でした。これは石川遼選手が以前、最終日は必ず取り入れていたコーディネイトでした。もちろん、石川遼選手が初優勝した時もこのコーディネイトでした。重永選手が同組になった石川遼選手を意識してこのコーディネイトにしたとは思えませんが、なんだかめぐり合わせみたいなものを感じてしまいます。

なにはともあれ、重永選手、優勝おめでとうございます!