2019年9月12日から9月15日に、北海道の札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースで開催されたANAオープンは浅地洋佑(アサヂヨウスケ)選手が優勝しました。
今年5月のダイヤモンドカップで初優勝した浅地洋佑選手は今シーズン2勝目となり、10月に開催されるブリヂストンオープンまでで賞金ランク上位7名に与えられる、同月開催の日本初のPGAツアー ZOZO CHAMIPIONCHIPに出場できる権利をほぼ確実なものにしました。
浅地選手自身「ZOZOに出場するのが目標だった」と語っています。
浅地洋佑が逆転V「勝てると思わず」ZOZO出場にも前進(GDO)
「次代のの石川遼」とも言われていたアマチュア時代
浅地選手には輝かしいアマチュア時代の成績があります。中学2年生の時に「コカ・コーラ東海クラシック」でマンデー予選を突破しツアー初出場を果たします。高校2年生の時には「ダイヤモンドカップ」で9位に入ることもありました。
浅地選手は杉並学院高校出身で、2学年上に石川遼選手がいます。そんな背景から「次代の石川遼」と言われていた時期もありました。
高校卒業後、プロとしてツアーに参戦します。19歳でチャレンジトーナメント初優勝、そしてレギュラーツアーのシード権獲得、と順調に歩みを進めていきますが、その後4年間シード落ちするなど、苦しい経験を経ます。
そして、2017年にシード復帰。そして今年2019年に初優勝と、2勝目を挙げます。
ステディーなプレー
身長が169cm68kgという体形もあり、決して飛距離が出る方ではありませんが、今シーズンはフェアウェイキープ率やサンドセーブ率が高く、それが2勝につながっています。
ドライビングディスタンス:74位(283.35yard)
フェアウェイキープ率:5位(63.67%)
サンドセーブ率:15位(55.38%)
※2019年9月15日現在
パワーゲーム化が進むゴルフ界において、こういう選手の活躍は浅地選手と同じように体が小さく、飛距離に限界を感じている選手に勇気を与えるのではないでしょうか。
ZOZO CHAMPIONCHIPでの戦いっぷりに期待
ZOZOにはタイガー・ウッズ選手やローリー・マキロイ選手など、世界のトップ選手達が出場します。
日本からは松山英樹選手と石川遼選手も出場します。
この2人に注目が集まると思いますが、今シーズントップ10に入った2回がいずれも優勝、と、”優勝争いをすれば優勝”という勝負強さを発揮している、浅地洋佑選手にも要注目です。