石川遼、桂川有人、蟬川泰果 苗字に‟川”のつく3人が男子ゴルフ2024を盛り上げる

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2023年はNSK(中島啓太蟬川泰果金谷拓実)の3名を筆頭に若手の台頭が目立った1年でした。中島選手はシーズン終了後、日本ツアー賞金ランキング1位の権利を行使し、米ツアーの最終予選会に挑戦しました。しかし、45位タイとなり、米ツアー出場権の獲得はならず、コーンフェリーツアー(米下部ツアー)の限定的な出場資格獲得にとどまりました。

賞金ランキング1位により、DPワールドツアー(欧州ツアー)の来季出場資格がある中島選手は、来季同ツアーを主戦場として、米ツアー出場権獲得を目指すことになりそうです。

賞金ランキング3位の金谷選手も、与えられたDPワールドツアーの来季出場資格を行使する予定。2022年は同ツアーを主戦場としており、2023年日本ツアーでパワーアップさせたゴルフでどのような活躍を見せるか注目です。

日本ツアーを盛り上げた2人が抜けるのは寂しいですが、NSKの内の1人で賞金ランキング2位の蟬川選手は海外ツアーへのスポット参戦増を目指すものの、日本ツアーを主戦場とします。

そして、2023年シーズンの終盤に好調なプレーを見せ、2024年の大きな活躍を予感させた石川遼選手。米ツアー再挑戦へ向けた勝負の年となりそうなシーズンでは、2022年の三井住友VISA太平洋マスターズ以来の優勝だけでなく、複数回優勝して賞金王レースをリードするぐらいの成績を期待しましょう。

さらにもう一人、数多く上位に顔を出しそうな選手が桂川有人選手。2022年に米ツアー予選会に挑戦し上位でフィニッシュ。2023年はコーンフェリーツアーを主戦場としました。下部とはいえ強者揃いの米ツアーでは、パワーに圧倒された感じですが、日本ツアーで立て直し再び米ツアーへ挑戦するきっかけをつかみたいところです。

以下の記事では、蟬川選手、石川選手、桂川選手の2023シーズンの振り返りと今後のポイントについて、スタッツ(データ)を交えて解説しています。ご一読ください。

「再挑戦」「初挑戦」の明確な足がかりつかむか 石川遼、桂川有人、 蟬川泰果の今季振り返りと来季へ向けたポイント(SPREAD)
目次
  • 石川遼の今季振り返りと来季のポイント
  • 桂川有人の今季振り返りと来季のポイント
  • 蟬川泰果の今季振り返りと来季のポイント
  • 米ツアー再挑戦、初挑戦へ

2023年シーズンは、賞金ランキングトップ3のNSK(中島啓太、蟬川泰果、金谷拓実)ら若手が躍動した。当時アマチュアだった大学4年生の杉浦悠太のダンロップフェニックス優勝からも感じるように、2024年シーズンも新たに若い選手が躍動しそうだ。