今回の石川遼のスイング改造の結果やいかに

日本オリンピックミュージアムにあるオリンピックシンボルマーク 男子

いよいよ2020年、東京オリンピックイヤーの日本男子ゴルフツアーが開幕しました。そこで気になるのが日本代表入りの行方です。男子日本代表は2名になる可能性が高いです。そして、松山英樹選手はほぼ当確です。あと1人。やはり、石川遼選手に日本代表入りして欲しい日本のゴルフファンは多いのではないでしょうか。しかし、ツアー開幕戦となったSMBCシンガポールオープンでは24位と振るわず、世界ランキングを大きく上げることはできずに1月26日時点で80位となっています。日本代表入りのためには、世界ランキング36位の今平周吾選手を追い抜くか、15位以内に入る必要がありますが、とても厳しい状況です。

東京オリンピックゴルフ競技

【男子ゴルフ】東京オリンピック日本代表は誰になるか

しかし、石川遼であれば奇跡を起こしてくれるかもしれません。代表決定は6月末。それまでに日本ツアーは6戦あり、その内3勝ほどが必要と見られています。第2戦の東建ホームメイトカップは4月にあり、それまでは米ツアーなど海外を転戦するようで、そこで少しでも上位に進出し世界ランキングに反映されるポイントを獲得することができれば、日本ツアーでの代表入りに向けてのノルマは減ります。

今の石川選手には何が必要か。石川選手が代表入りするかどうかは、現在のスイング改造が成功するかどうかにかかっています。石川選手はとにかくスイングをいじります。これだけ変化を恐れず変わり続けようとするツアー選手はそういないのではないでしょうか。そして、スイングを改造する度にスイングを進化させています。15歳アマチュアで初優勝しハニカミ王子の愛称で時の人となった時、2009年賞金王になった時、米ツアー参戦、現在、と着実にスイングは良くなってきています。客観的に見て良くなっているということと、石川選手の体にとって良い動きになっていることは別問題、という部分に関してはさて置き。

石川選手が昨シーズンから取り組んでいるのがジョージ・ガンカスメソッドです。GGスイングとも言われています。ダウンスイングから手元が浮いてクラブフェースの開閉が激しくなる、という点が石川遼選手のウィークポイントです。このウィークポイント改良のために、GGスイング独特の動きの1つである、ダウンスイング初期に右腰、右肩を高く維持する、というものに着目し自分のものにしようと取り組んでいます。右腰、右肩が高く維持されると、手元を低くキープしやすくなりますからね。

GGスイングの中の1部のエッセンスの注入に今季早い段階で成功すれば、石川選手の代表入りの可能性が高まるのではないでしょうか。石川選手に勢いがつくことを期待しましょう。

石川遼 オリンピック日本代表入りの鍵はスイング改造がはまるかどうか(SPAIA)

石川遼選手関連の記事はこちら