現在男子レギュラーツアーで活躍している選手の多くが、参戦し飛躍のきっかけを掴んだJGTOレギュラーツアーの下部ツアーがAbemaツアーです。日本LPGAのステップアップツアーにあたるものです。以前はJGTOチャレンジトーナメントという名称でしたが、2018年からインターネットテレビ局のAbemaTVが特別スポンサーとなったことでAbemaTVツアーという名称になりました。
参戦資格は、前年のファイナルクオリファイングトーナメントの上位者や主催者推薦者となります。
競技は、レギュラーツアーは72ホールストロークプレー(4日間)が基本ですが、AbemaTVツアーは54ホールストロークプレー(3日間)が基本です。予選はレギュラーツアー同様36ホールです。年間の試合数は15試合前後で、2020年度は13試合がスケジュールに入っていました。
Abema TV ツアー 成績上位者
- 賞金ランキング1位の選手は、翌年度のレギュラーツアーで1年間の出場優先権が与えられます。
- 賞金ランキング2位から20位までの入賞者も、次年度のリランキング第1回が行われるまでレギュラーツアー前半戦で出場優先権が与えられます。
- 賞金ランキングで上記の両権利のどちらかを得た選手を除く上位者5人は、ファイナルクオリファイングトーナメントの出場資格が与えられます。
- 賞金ランキング上位30位までの選手は、次年度のAbemaTVツアー全試合の出場権を得ることができます。
- 1シーズン中の推薦枠出場は3試合です。
松山英樹選手や石川遼選手は、下部ツアーを経ずにいきなりレギュラーツアーで飛躍していきましたが、2年連続賞金王の今平周吾選手は下部ツアーで経験を積んでから、レギュラーツアーで活躍し始めました。
これからのスター候補がAbema TVツアーにいるかもしれません。チェックしておきましょう。