最近の大学生アマチュアはとても飛距離が出ます。5月14日~17日に開催されたアジアパシフィックダイヤモンドゴルフのドライビングディスタンスでは上位5名の内4名が大学生アマチュアでした。杉原大河(1位)、河本力(2位)、芹澤慈眼(4位)、中島啓太(5位)。
今に始まったことではない、アマの飛距離
これはたまたまではありません。この4名の選手はこれまでもツアーの舞台で飛距離を披露してきました。それも高校時代からです。ツアー選手たちは彼らの飛距離に驚いていたようです。昨年の日本オープンでは杉原選手と河本選手が優勝争いに加わりましたが、その原動力はやはり飛距離。600ヤードを超えるロングホールでも2オンを狙える飛距離は、これからの大いなる活躍を予感させます。
大学生アマチュアの飛距離が出ている理由としては下記の3つが挙げられます。
- ギアの進化
- フィジカル強化
- 海外志向
ギアの進化
昔は大人用のクラブを短く切ったものを使っていた選手も少なくありませんでした。対して、現在はジュニア用のクラブが豊富になってきており、体のサイズや体力に合ったクラブを使いながらゴルフをすることができました。
大人用(一般向けの)のクラブを使うようになってからは、進化したテクノロジーの恩恵を受けて、小細工せずに躊躇なく振りぬく癖をつけることができました。
米ツアーとフィジカル強化
多くの大学生アマチュアの目標とする舞台は米ツアーです。ご存じの通り、米ツアーは日本ツアー以上に飛距離が求められます。昨年話題をさらったデシャンボー選手がいい例ですが、多くの選手が、飛距離アップを求めてフィジカルを強化し、結果に結びつけています。当然、そのことはプロアマ問わず知っています。米ツアー挑戦を志している選手にとっては、飛距離を必須とするのは当然のことでしょう。
【ゴルフ】飛距離増に心血注ぐデシャンボーらドラコン選手たちがドライバーのロフト角を5.5度にする理由(SPAIA)
今の大学生アマチュアが高校に入学したころと、松山英樹選手が米ツアーに挑戦したころがかぶることも影響してそうですね。松山選手はフィジカル強化により、年々体が大きくなっていきましたから。
大学生アマチュアの飛距離が出る理由について下記の記事でまとめられていますのでご覧ください。
14日から17日に行われたアジアパシフィックダイヤモンドゴルフ。そのドライビングディスタンス上位5名のうち、なんと4名が大学生アマチュアでした。アマ選手の飛距離が伸びている理由に迫ります
【男子ゴルフ】飛距離で大学生アマチュアがプロを凌駕する理由#ゴルフ #SPAIAhttps://t.co/wlg2g4arem
— SPAIA[スパイア]公式 (@SPAIAJP) May 31, 2021