レイドオフが良いわけではないかも!?シャフトクロスの要素も必要な理由とは

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トップオブスイングで、飛球線後方から見た場合、クラブが飛球線の左を向く状態をレイドオフ。右を向く状態をシャフトクロスと言います。

クラブヘッドの大型化が進むにしたがって、シャフトクロスは悪とされてきました。そして、レイドオフが歓迎されるようになりました。

現代のクラブ開発はヘッド体積を大きくし、慣性モーメントを大きくする風潮にあります。慣性モーメントが大きくなれば、スウィートスポットの拡大など、易しさは増すものの、一度開いたフェースをスクエアに戻すことが難しくなります。また、インパクト前のタイミングでクラブが寝た時にインパクトでクラブを起こすことが難しくなります。

オートマチックなスイングを求める現代のクラブの特徴に、インパクト前後で瞬間的なクラブの操作が必要になるシャフトクロスはマッチせず、レイドオフが良しとされているのです。

しかし、今季の全米プロゴルフ選手権で、悲願のメジャー初優勝を飾ったかと思えば、全英オープンも制し、今季メジャー2冠となった、ザンダー・シャウフェレ選手は「レイドオフの度合いが強まることがあることが、ショットの不安定さを招いている」との見解を持ち、シャフトクロスの要素を加えたスイングにチェンジしました。

以下の記事では、そのあたりのことについて触れています。ご一読ください。

“流行と逆” 五輪連覇を狙うザンダー・シャウフェレが取り組んできた「バックスイングの改善」とは……(SPREAD)
目次
  • オールラウンドプレーヤー
  • 脱レイドオフ
  • 近年の流行とは逆か
  • 五輪連覇へ

18日から開催された全英オープンは、今季の全米プロでメジャー初優勝を飾ったザンダー・シャウフェレが制した。
世界ランキングはローリー・マキロイを抜き2位。30歳を過ぎ、強さが本格化しようとしている。